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Answer.17「炎獄の使者」



「…………」

プロム、一体なに考えてるんだよ…。


―――――、


―――――――、


「決闘…?」

「そう、私とてただ見ているだけの傍観者ではない。貴様の敵だ」

「…分かってる」

「だが、私は…マスターには賛同できない」

「えっ…?」
「お父さんに…?プロム、どうして…?」

「しかし私がマスターに仕える者である以上、これは果たすべき使命。故に、正々堂々と決闘を申し込みに来たということだ」

「…………」

「2日後の明朝、初めて貴様と会ったあの場所で待っている。その子を連れて、な」

「ルクシアを…!?」

「もし条件が飲めないのであれば、力ずくで奪い取る。―――どうする」


―――――――、


―――――、


「…プロム……」

あの時、ルクシアが良いって言って、決闘を受けたけど…でも、アイツ…賛同できないって、どういうことなんだろう。

「遊矢さん、」

もし、アイツからなにか聞けたら…ヴェリタスをなんとかできるかな。

「遊矢!」
「うひゃお!!?」
「なにを呆けてるんだ、全く」
「ごめん……」

ボーッとしてたか、俺。

「遊矢さん、」
「おう!なんだよ!」
「これを」
「…!フリューゲルアーツ!!俺の!?」
「はい!まだ遊矢さんが使いこなせるか分かりませんが、プロムとの戦いがあるなら備えてと!」

…プロムとのデュエルのために、か…。

「ありがとう!…って、使いこなせるか分からないって、どういう?」
「あ、ええっと!!」
「確かに、詳しい話は俺も知りたいかな」

托都からちょいちょい聞いたし、ルクシアからも前に聞いたけど…使いこなせるかとか、よくわかんねえし。

「…フリューゲルアーツは、プリマ・マテリアから造られた決戦用技法です。プリマ・マテリアは、様々な錬金術に用いられる第一質料です」
「それがあの力を産み出しているのか…」
「はい、ですがそれだけではなく、皆さんの潜在意識との和解。以前お話しした理解、分解、再構築が必要となります」

理解することで潜在意識と和解、心の闇を分解して力へ再構築…だっけ。難しいけど、托都もヒカルもそれをやったんだよな。

「三段階解放の内、托都さんは元々ニグレドを持ち合わせていました。なので、フリューゲルアーツは錬金術としては失敗作です、ですがお二人のフリューゲルアーツは完全な成功作。ここからが本題です」

本題……一体どんな話が…。


~~~


「………」

私の選択は、間違いではなかったのだろうか。

「お、なにしてやがんだよ」

「回収作業ご苦労だったな、アニマ」

「俺の質問に答えろよプロム、なにしてやがる」

「貴様の知れたことではない」

コイツも、次期の消耗品…最早私はなんの役にもたつまいよ。

「マスターからお呼びかかってるぜ。行かなくていいのか?」

「構わない。私はもう、此処に戻ることはないのだから」

「……砕かれに行くって言うなら一発目覚まさせてやるが…?」

「冗談を…。私は、私の使命を果たすのみだ」

この先に、なにが待ち構えようとも。


~~~


「まずは黒化…ニグレド、先日ヒカルさんが発現したのはこの力です」

「闇の力か…」
「ヒカル、大丈夫だったのか?」
「大丈夫だって、心配しなくて良い」

でも、なんかすごい疲れてたよな。
ヒカルの潜在意識…闇、覚醒体のこと……だよな、多分。

「そして白化…アルベドは托都さんが発現しています」

「光、さすがに堪えたがな」

「最後…赤化……ルベド、これがフリューゲルアーツの全解放で発現する、混沌の力です」

混沌の、力……。

「それぞれ、フリューゲルアーツには負荷が存在します。やはり力には差が生じることから、体を傷つけることも…」

「それは相性の問題だ、気にすることじゃない」

「いえ、問題は…あるんです」

相性の問題……力の差……よくわかんねえや。

「例えば托都さんは分かりやすい、どうにかギリギリ光の力を体に受け入れられる…だからなんとかなりました。ヒカルさんも同じ、いえ…むしろヒカルさんは元は人間です、必要最低限…フリューゲルアーツから放たれる力に対する負荷は想像を越えるもののはずです」

「やっぱり無茶してたんじゃ…!!」
「今は大丈夫だから!な?」
「う、うん…」

「これらが、耐えきれなかった時起きるのが…暴走」

……暴走……もう、嫌な雰囲気しか感じない二文字だけど…。

「自我を失い、敵味方見境なく襲撃する獣。潜在意識との対話に失敗し、自分を見失った末路…」

「ハイリスクだが…それでも必要な力だ」

「……はい」

「ルクシア……」

これを、使いこなせなかったら……暴走…。

みんなを傷つけてしまうなんてことになったら、どうしよう……。


~~~


「おーさーんどーん~おさーんどんなーの~おさーんどーん~」

「ただいま…」

「おかえり遊矢!…!(やだー!なんか同居してるみたーい!)…遊矢?」

もし、明日の朝、これを使って誰かを巻き込んだことを考えたら…でも、アーマードが使える保証もない今、これが切り札…。

「どうしたの?晩ご飯もうすぐできるのに、二人を呼ばないの?」
「いいんだよ。二人とも今日は用事があるって言ってたから」
「そっか、じゃあご飯食べよ!今日は遊矢が好きなもの作ったの!」
「……うん」

「…………遊矢」

ルクシアを連れてくるのが条件、そうしなきゃまたヒカルが狙われるかもしれない。でもルクシアを危険に晒すわけにも…!
俺は、どうしたら…!

「前に言ったよね、一人で抱え込むんじゃなくて、みんなに相談してって。今日、なにがあったの?今日だけじゃない、あの日の夜になにがあったのか、教えてよ」
「………俺、さ。デュエルで誰かが傷付いたらどうしようって、また考えてるんだ。あの時、考えなしに突っ走ったせいでヒカルに酷いことした…だから、次はそんなことないようにって思ってる」

でも、次はそんなこと許されない。もう誰かを傷つけるわけにはいかない。
それはヒカルだけじゃなくて、みんなみんな…同じことだから、プロムとは戦いたくない、できるなら話し合いたい。

「怖いんだよ、デュエルするのが」
「………」
「みんな遠くに行っちゃうんだよな…そんな気がする…」

どうすれば良いのか、分からないな…。

「私ね、遊矢の近くにいて、傷付いたって思ったことないよ」
「…アミ…」
「そりゃあ、大変なこともあったけど、それを乗り越えていく遊矢がかっこいいから、今まで見守ってきたの。だからね、怖がらないで、傷付いた数だけ、きっと分かり合えるもの」
「……」
「そんな遊矢に惹かれて、こうして色んな仲間がいるんじゃない…?」

傷付くことを、恐れない……か。

「ありがとう、アミ。少し元気出たかも」
「それならよかった」
「よし!!じゃあ飯だ!いっぱい食べる!」
「大盛り?」
「特盛ー!!」
「はいはい、わかったわよ」

俺は…こんな日常のために、戦ってるんだ。
だから、プロム…お前もきっと、あるんだろ?なにか理由がさ。



~~~


「…全く、どういう風の吹き回しだ?」
「いいだろ別に。一度お前とは二人っきりで、遊矢たちが乱入しない場所でゆっくり飯食いながら話がしたかったんだよ。奢ってやるから好きなの食えよ」
「年下に集るほど金欠では…」
「じゃあなんか食え」
「お前な…」

やっとこうして腰を落ち着かせて話ができるんだ。少しくらいは乗ってくれたっていいじゃんか。

「それで、話とは」
「…奴らのこと、気になることがあったんだ」
「気になる…?そういえば、刷り込まれた記憶についてなにも聞いていないが」
「それは次だ。この前撃退したテラ、あとヘイル…妙なんだ」
「妙?」

…テラもヘイルも、共通して残骸自体は残っていた。人形なんだからまぁ物質が残るのは当たり前だけど。

でも、次に戻ってきた時には跡形もなくなっていた。

「おかしくはないか?」
「……言われてみれば、そうだな」
「もしも奴らが回収していたとしたら…」
「また量産できる…か」
「うん」

何故か嫌な予感がする。

なんだろう、この胸騒ぎ。

「確かにあれほどの強敵が量産されるなら問題だが…それなら何故今来ないんだ」
「…それもそうか」
「さて、次の話だ。こちらの方が問題だろうに」
「実は――――」


~~~


「お父さん!今日はなにをするの?わぁ!」
「プリマ・マテリア、これは錬金術に用いる第一質料…いずれルクシアもこれを使ってなにかを産み出すだろうと、ね」
「もしかしてくれるの?」
「あぁ、今日は誕生日だ。大事に使うんだよ」
「ありがとう!お父さん!」

「なら、私からはこちらを」

「プロム、なぁに?これ」
「錬金術に使うものではありませんが、私のような人形からでも、こうしたものを贈り物にできるのなら、と思いまして」
「わぁぁ…すごいよ!プロムもありがとう!」
「ルクシア様に気に入っていただけるなんて、光栄です」

「すごいでしょ!プロムはなんでもできるの!」

「あぁ、素晴らしいよ。私からも礼を言おう、プロム」

「いえ!ヴェリタス卿から、そんな…!」
「ほら!みんなで食事をするの!」
「ルクシア様…ぁっ!」


―――――、


―――――――、


「…!」

寝てしまってたんだ…。

「朝、6時…」

そろそろ、だ。


~~~


「ルクシア、本当に、いいんだよな」
「大丈夫です。私も、プロムとお話ししたいことがいっぱいあるんです、連れていってください」
「…分かった、行こう!」

迷ってる暇はない、それでもアイツと分かり合えるなら…一度くらいは……。


~~~


……見えた。

「…待たせたな」

「待ってはいない。だが、待っていたぞ」

「デュエルの前に一つ聞きたいことがあるんだ」

「ほう?」

欲を言えば分かり合いたい、デュエルしないでアイツが味方につけばきっとヴェリタスだって…。

「ヴェリタスに賛同できないんだろ?だったら、俺たちと一緒にヴェリタスを救ってやろう!ルクシアはこんなこと望んじゃいねえんだ!」
「遊矢さん…」

「お前たちと、か。素敵な誘いだな」

「なら!」

「だが、それは不可能な事だ」

「…!」

「私も、私がたった一人愛した人間を奪われ、憎かった。だが、そんなことでルクシア様が喜ぶはずがない…それでも、マスターの言う世界は私の希望に満ちている。所詮は人形の戯言、私はあの方を止めることはできない」

プロムには、ヴェリタスを…。
言う通りかもしれない。みんなを奪われたら、きっと俺もそう考えるかもしれない。
だったとしても―――!!

「ルクシア、傍から離れんなよ」
「はい…!」
「プロム…俺はヴェリタスを止める!そのためにお前を止めてみせる!!」

「ならば、私はこの世界を終わらせよう!終焉への開幕だ!!始めるぞ、風雅遊矢―――!!」

「アーマードコアディスク、展開!!」

「デュエルディスク、セット!!」

「「デュエル!!」」


~~~


「始まるか。アニマ、」

「へいへい、分かってますよー」

「プロムは用済みだ。勝利後廃棄する。…少しばかり骨董品を使いすぎたようだ」

「…アンタ、やっぱりクズ野郎だな」


~~~


「先攻はもらう!私は《ソウル・プロミネンス 業火のオリオン》を特殊召喚!このモンスターは手札のソウルと名の付くモンスター1体を墓地に送ることで特殊召喚される」
《ATK:0/Level:7》

「攻撃力0のモンスター…」

でも、プロムのデッキは敵の攻撃や効果を誘発して強化、カウンターを決めるデッキ…正直俺、相性悪いよなぁ…。

「カードを1枚伏せ、ターンエンド」
《Hand:2》

「俺のターン、ドロー!!俺は《Ss-スマッシュブラスター》を特殊召喚!このモンスターは自分の手札に風属性モンスターがいる時、手札から特殊召喚できる!更に、《Ss-ワンダー・ガードナー》を通常召喚!」
《ATK:1700/Level:4》
《ATK:100/Level:4》

「…あの日と同じ、か」

そうだ、むしろこっから反撃ってな!

「「レベル4のスマッシュブラスターとワンダー・ガードナーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!《Ss-エア・ストリームソード》!」
《ATK:2100/Rank:4/ORU:2》

「進化せよ!風に乗る希望の輝き!《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!!」
《ATK:2500/Rank:4/ORU:3》

「ホープ・オブ・ソード!」

「来たか」

この前はやられたけど、今はそうはいかねえぜ!

「魔法カード《トラベル・サイクル》発動!手札の《Ss-宵月のカグヤ》をリリースして、その効果を得る!」

カグヤの効果は自分フィールドのモンスターがバトルする時、相手の魔法・罠の発動を無効にできる。
これならいくらカウンターして来ようがホープ・オブ・ソードで突破できる!!

「いけっ!ホープ・オブ・ソード、業火のオリオンを攻撃!」

「業火のオリオンの効果!自分フィールドの伏せカード1枚を墓地に送ることで、1ターンに1度バトルを無効にする!」

「防がれた…!!」

「この程度想定済みだ」

一筋縄じゃいかないってことか…。ま、分かってたことだけどさ。

「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」
《Hand:0》

「私のターン、ドロー!行くぞ、私は儀式魔法《炎獄の使者》を発動!」

「儀式魔法!!」

「レベル7のオリオンをリリースし、手札から《魂炎騎士 スレイプニル》を儀式召喚する!現れよ!灼熱の槍持つ使者《魂炎騎士 スレイプニル》!」
《ATK:0/Level:7》

相変わらず攻撃力は0…!つまりなにかがやっぱり隠れてる!!

「スレイプニルの効果発動。バトルする時、相手フィールドに存在するカード1枚につき攻撃力を1000ポイントアップさせ、更に相手の魔法・罠の発動を無効にする!」

「なに!?」

《ATK:3000》
「そして、素材となったオリオンの効果!儀式召喚の素材になったターンのバトルで、相手モンスターとバトルする場合、そのモンスターの攻撃力を私のモンスターに加えることができる!」

つまり、攻撃力3000にホープ・オブ・ソードの攻撃力がプラスで2500!
これってまずいんじゃ……!!

「このままじゃ…」
「大丈夫、負けるわけにはいかないんだ…!」
「遊矢、さん…」

絶対に守るんだって決めたんだ。傷つけたりしないって…!

「行け!スレイプニルでホープ・オブ・ソードを攻撃!トライデントブレイズ!!」
《ATK:5500》

「うあぁっ!!」
《Yuya Life:1000》

「遊矢さん!!」

「っ…くしょう…まだまだ!!」

負けられるか!!

「その意気だ。だが手を抜いて私に勝てると思うなよ、全力でかかってこい」
《Hand:2》

そう、全力だ。
プロムは明らかに前よりも強い、それは全力で俺を倒しに来てるから。
だったら俺だって全力でプロムをなんとかしてみせる…!

「遊矢さん、フリューゲルアーツを…!」
「あぁ、なんとかなるって。やるしか、ないじゃん…!」

「見せてみろ!抜き身の刃を!!」

抜いてやるさ、これが俺の力なんだ!!

「フリューゲルアーツ――解放!!」

《Arts Release》


~~~


―――声が聞こえる。


―――光が差している。


「…俺を、呼ぶのは誰だ…?」


―――そうか、貴方だったか。


―――なら俺は手を貸してやらないと。


―――貴方の頼みだ、聞き届けよう。


「神霊の名の元に――――」


~~~


「――――ッ…!!」

「なんだ…?」

「もしかして…!やっぱり…遊矢さん!早く、今なら…!」

なんだよ…これ……!?

こんなの――あの時と一緒じゃ………!?

「う、ぅぅ…!!」

「…!そうか、あれが……」


――手を握ればお前は強くなる。


ダメだこんなん…!闇なんて、みんなを傷付けることしかできない力なんて……!!

ましてや、邪神の鏡の力を使うことができるわけない!

――違う、根本から間違っている。

――俺はお前だ。あの瞬間から心に根付いた闇だ。根底にあるものを表面が否定できるものか。

――受け入れろ、この過去を。誰も傷つけないための力だ。

認めない!!俺は絶対に認めない!!

鏡の闇の力はみんなを傷つけてしまうんだ!
受け入れたらまた、…みんなが!!

――対話の意義も見出だせないとは情けない。

――答えを聞くぞ、俺は…受け入れるか?この過去を。

絶対に嫌だ!俺は俺の信じるものでみんなを守ってみせる―――!!

「――!!」

「遊矢さん!!」


~~~


「…遊矢……?」

まさか……!


~~~


「……久方ぶりの登場が、こんな場所か」

「貴様、何者だ」

「…あぁ、そこから。じゃあ名乗らせてもらうぜ。七紡鏡…風雅遊矢をもう一度乗っ取って再登場だ。まぁ、訳ありだがな」

「七紡、鏡……」


~~~


「どういうことだ、それは…!」
「分からない!でも遊矢が!」
「行けば分かる、ということか…急ぐぞ!」
「もちろん!!」

遊矢、無事なんだろうな…!?

「…鏡……」

お前だとするなら、遊矢を…守ってくれ。


~~~


「…………」

あ、あれ…!?

「ここ、どこ……!?」










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【あとがき】

今回の一言、「あげて落とす」。
鏡編と手法がなんら変わってないじゃないですかやだー!!
そして、み ん な お 待 た せ 誠 は い な い よ 。

鏡ちゃん復活ッ!!なんにも変わってねえ!夢は世界滅亡からの救済とかいうあんまり悪役っぽいような違うような曖昧加減で何よりッ!!
托都は責任や罪から逃げていたこと、ヒカルは強さに固執して弱さを圧し殺していたこと、遊矢は黒歴史過去を見て見ぬふりして自分を貫くことということになってるけど遊矢だけ暴走とかどういうことなの…。まぁ対話も糞もなかったんだけど。
つか遊矢の闇って鏡ちゃんかよ!!みたいな流れになりそうでそうじゃないんだよなぁ…遊矢は色々見過ごしてるんだゾ……。
そしてファミレスで飯を食う(ただしヒカルはほぼ食わない)。鏡編が始まる1話前で三人がスマイル0円的な店に入ってたのは見直せば分かる。ただしヒカルは食わない。托都の資金は夜月が托都のためにちゃんと貯めてたり実はこっそり毎月仕送りしてた遊矢パパンのアレ。働けニート。
ルクシアちゃんかわいいよルクシアちゃん。平和な頃のプロムが綺麗すぎる、というか今もだいぶ綺麗な人もとい人形。
なんかプロムが壮絶な死亡フラグ立てやがってるけど多分大丈夫なんじゃないかな(暴論)
全ては次回よ。ちなみにこの1日で事が全部解決する気がしてならなry
LSと言えば朝決戦で夕方に帰ってくる。


【予告】
Answer.18「繋いだ手は暖かく」


~~~


うむ…なにか言えと言われてもなにかと難しいものだ。

大丈夫だよプロム!私もついてる!

ル、ルクシア様…!?何故ここに!?いや、問題ありません、私にかかればこの程度……。

あ、時間ないよ…!一発芸!一発芸!

え、あ、は、い!?え、えと…マスターの好物は「マスター」ド!!

炎…属性……?

すまない……。


~~~

【海特訓、遊矢おつかい中…その1】


「ところでヒカルさんに質問があるんです!」
「なんだよ唐突に…」
「ヒカルさんって、いつから遊矢と友達だったんですか?なんかいつの間にって感覚なんスけど…」
「そうだな…いつ…ドリーミストを倒してから…?」
「なるほど…じゃあ、托都さんとは?」
「何故俺が巻き込まれている…」
「いつからだっけ?」
「…言われてみればそうだな」
「…………」
「………生まれた頃くらい?」
「はぁ!?」
「いや、そういう意味ではなく!真面目に、だ!」
「まさかの展開……」
「…すまん撤回しよう、…ところで俺も聞きたいことがある」
「……なにが」
「誰だこのアンテナ頭は」
「是非もないネ!!」


END