こんばんは。
夕方には雨も止み、芽吹き始めた緑の匂いが氣持ちよい1日でしたね
毎年、この時期は必ず雨が降って、そのあとの空氣が心地よい季節だなぁ、と思う。
そして、悲しい思い出と、微笑ましい思い出が同居していて、いつも胸が苦しくなる。
あれは、ワタシたち家族が渡米した年のこと。
当時、実家では秋田犬を飼っていて、祖父が特に可愛がっていた。
大きくて、子どもがそんなに好きでなくて、よく唸られていたけれど、ワタシはその子のことが大好きだった。
晩年はがんになって、いよいよ危ないのでは、と言われていた4月18日の早朝、あの子はワタシたちが寝ている2階まで上がってきたんだ。
ワタシの記憶では、あの子が階段を登ってきたのは、後にも先にもこの時だけだった。
そして、ぐるっと2階を回ったはいいけれど階段を降りることができなくなっちゃって、下で寝ていた祖父が連れ戻しに来たんだっけ。
今思うと、お別れに来たんだろうな。
結局、2日後の4月20日に、11歳で息を引き取った。
そして、ワタシたちは6月に渡米したけれど、11月に祖父の胃がんが見つかり、翌年の4月19日に、亡くなった。
きっと、寂しいから早く来てよと、あの子が呼んだんだろうね。
ちょうど1年後というのも、偶然でない氣がするんだよね。
翌日の20日は、ワタシの遠足だった。
予報は雨だし、お通夜だから行かれないかな、と諦めていたけれど、奇跡的に晴れて、父がお弁当を作ってくれることになったおかげで、ワタシは遠足に行くことができた。
嬉しかったなぁ。
生ハムのサンドイッチ、美味しかったなぁ。
そして、極めつけは、4月21日。
祖父の葬儀が終わって、最後の親戚を玄関まで見送りに行った時に、1匹の犬が迷い込んできた。
1年前に見送った秋田犬と、そっくりな子。
あの子に隠し子がいたの⁈と親戚が驚くほどそっくりだったけれど、明らかにサイズが違う。
柴犬よりは大きくて、秋田犬ほど足は太くない。
どこから来たのかわからないけれど、まるでウチを探していたみたいに躊躇なく玄関を入ってきて、そのあと、死ぬまで16年、居座った。
ワタシは、みんなが寂しがっているからと、祖父が連れてきてくれたんだ、と今でも思っている。
おかげで、悲しいながらも、その日から笑うことができた。
今でも、あの2匹を思い出す。
可愛かったなぁ。
楽しかったなぁ。
ありがとうねぇ。
4月は、満開の桜を見てウキウキする反面、亡くした人たちを思い出しては悲しくなる、ワタシにとってはそんな季節なのです。
今年は、そんな思い出を分かち合ってきた家族と想いがズレてしまって、悲しみが深くなった氣もするけれど、仲間がいてくれるおかげで、やっぱり笑っていられるし、未来にワクワクすることができているから、有り難い。
とにかく、今を大切に生きよう。
とりとめない思い出話にお付き合いいただき、ありがとうございます。
皆さまも、よい夜をお過ごしください。
ドラ子❤️
※このブログを読んだ人には、無条件の愛のエネルギーが流れるよう設定してあります。「ドラ子からのエネルギーを受け取る」と意図するだけでOKです