噴水広場で体力を回復しようとしていた田中美久。
だがその近くにハンターが接近していた。
田中「・・・・ハンター来る‼️」
ハンター接近に気づき慌てて近くのベンチの裏に身を隠す。
ハンターは徐々にベンチに近づいていく。
田中「・・・・・・・」
息を殺してやり過ごそうとする。
しかし、気づかれた。
田中「ええーーー‼️」
こうなれば逃げ場はない。
残り73分32秒 田中美久確保 残り15人
田中「行けたと思ったのにーーー。」
ハンターはエリアを組まなく捜索する。
安全な隠れ場所などない。
杉谷「・・・ああ！田中美久ちゃん確保！」
江口「残り15人。またアイドルが捕まってるよ！」
武知「・・・・悔しいな～～。」
先ほどのミッションでクリアに貢献できなかった武知海青は悔しさをあらわにしていた。
武知「もっと早く行けてたらな～みんなに迷惑かけずに済んだかもしれないのに。」
次こそはミッション貢献を誓う。
佐野「・・・・今度はどんなミッション来るんだろ？」
一方、間接的にクリアに貢献した佐野勇斗。
次のミッションにも意欲的だ。
佐野「・・・・あそこに何かある！」
佐野が発見したのは先ほど藤森も注目したアイスアンドスノウのイベントだ。
佐野「・・・この看板にQRコードついている！」
佐野は見つけた看板にあるQRコードに注目した。
佐野「このQRコードからアイスアンドスノウを無料で読むことができます・・・お話なの？」
アイスアンドスノウとはこの町では広く知られる童話だ。
本日はアイスアンドスノウの作者の生誕を祝うイベントが行われているのだ。
佐野「とりあえず読み込んでおこう。」
佐野はQRコードを読み込む。
あとで読むつもりだ。
前田「・・・・ここで何かやっている。」
一方、海沿いの町を歩く前田旺志郎。
ここでもアイスアンドスノウのイベントが行われていた。
前田「・・・どんなお話かな？逃走中の最中じゃなきゃ読んでいたのに。」
今は逃げることに専念するしかない。
一方、新市街地にあるアイスアンドスノウのイベント会場では？
？「すごい大盛況だね。」
？「うん、そうだね。」
中学生の男女が仲睦まじい様子で歩いていた。
2人はアイスアンドスノウの本を持ち歩いている。
？「こうやってみんなに愛され続ける存在でいてほしいよね。」
？「うん。僕もそう願っている。」
2人はしんみりとした表情を浮かべる。
その2人の様子を遠くから見ていた1人の女性がいた。
？「あらあら、大ちゃんも相変わらず仲良くしてらっしゃるのですわね。このトワちゃんはいつまでも応援していますわよ。」
彼女の名前はトワちゃんと呼ばれこの町に住む丹羽家に使用人として働いている。
しかし、その正体は永遠の標と呼ばれる美術品が実体化した姿なのだ。
トワちゃん「さてさて、大ちゃんや笑子さんたちがデートを楽しむ間私は買い物をしませんと。」
トワちゃんはそういってその場を去っていく。
その様子を見ていたクロノス社の司令室では？
青山「・・・美術品が実体化・・・・本当にそんなことが。」
月村「こうしてみると、美術品に魔力が宿るっていうのもよくわかるだろ？」
青山「ええ、そうですね。」
月村「この際だ。次のミッションは彼女に協力してもらおう。」
そういうとゲームマスター月村サトシはミッションを発動する。
安斉「・・・何々？」
メールだ。
熊元「ミッション3、残り50分になるとGPS装置が逃走者の位置情報がハンターに伝えられる。」
三山「ちょっと待って。そんなことしたら終わりじゃん。」
佐野「阻止するには永遠の標と呼ばれる美術品の写真を撮らなければならない。」
岩永「永遠の標の場所はモバイルで確認できる。」
ミッション3 GPS装置を解除せよ
残り50分になるとGPS装置により逃走者の位置情報がハンターに伝えられる。
阻止するにはエリアにいる永遠の標の写真を撮る必要がある。
永遠の標の位置情報はモバイルで確認可能だ。
藤森「やば、失敗したら終わる。」
真飛「だって居場所分かったら逃げられないじゃん。」
GPS装置が起動すればどこに隠れても逃げ場はない。
何としてもクリアしなければならない。
残る逃走者は15人。
果たして全ての逃走者が解除することができるのか？