ホルモンやきそば


550円 場外チケット売り場横


この手の商品にありがちなうどんではなく、富士宮焼きそばを使用しているのがいかにも静岡らしい。ホルモン自体は別で調理されており、注文を受けた後作り置きの焼きそばの上に乗せて提供するため味には全く影響を与えていないが、それでもこのホルモンの量を見れば不満など全く湧いてこない。




アイスタ限定 いでぼくアイス


380円 西サイドスタンド(バックスタンドとの境目付近)


牧場で取れた新鮮な生乳を使用して作られており、添加物は恐らくほとんど入っていないので自然な味わいが楽しめる。濃厚かつ滑らかな舌触りのアイスは、サジを止めることを許してくれない。


冷たい雨が降りしきる日曜の朝、車を飛ばして向かったいつもとは違うグルメの話である。


今日は途中から船に乗り換え、向かった先は…。



これ。「第5回全国ご当地うどんサミット 2015 in 蒲郡」である。

北は北海道から南は沖縄まで、日本各地から28店舗のうどんが集まる「ご当地うどんイベント」。


来場者による投票でグランプリが決定されるという、要するに「うどん版B-1グランプリ」である。


こんなブログをやっていることからも分かる通り、この手のイベントにはとりあえず飛びつくのが我が流儀、地元で開催しているなら行かない理由はない。勇んでやって来た次第。


以前B-1グランプリに参戦した 際は大変な人ごみで辟易した記憶があるが、今日はなんだかんだ言っても「うどん」のみ。


おまけに雨だし、そんなに混まないだろうと高をくくってやって来たが、それでも会場はそれなりの混み具合。


10時スタートの当イベントに対し、11時前に現地到着。列を見たところ、混んでいるお店とそうではないお店に随分差があった印象。


そんななか、お昼のピークを迎える前に…と、敢えて一番長い列を形成していたこちらのうどんに突撃。




1杯目。「茨城県大洗町 コラーゲンたっぷり塩ホルモンうどん」


茨城県産の豚ホルモンとニラ・ネギを投入、塩にんにく味で仕上げた一品。


この手の商品は、散々あちこちのスタジアムで食べてきているので、どんなものなのか食べる前におよそ想像できたが、ほぼ予想通りの味。千葉マリンのこれ とよく似ていた印象。ホルモン鍋の締めにうどんを入れたようなそのまんまの感じだが、やはりプルプルのホルモンとシャキシャキした野菜の組み合わせは旨い。



続いて、比較的空いていたこちら。



2杯目。「滋賀県近江八幡市 近江牛うどん」


牛肉のダシがよく出ており、薄味で優しい味ながらも旨味たっぷり。明らかにうどんの量が他よりも少なかったのは、近江牛なので仕方がないことなのか…。



次、こちらも終始長い列を形成していたこちらのお店。



3杯目。「北海道札幌市 北海道純雪うどん」


鰹の香り漂う甘めのつゆに、細めながらコシのあるうどん。小粒ながらたくさん入っていたホタテの天ぷらもしっかり主張してくる。非常にバランスのいい一品。



ここで小休止。


今回のうどんサミット、うどんだけでなく様々なステージイベントも予定されているのだが、天気のせいもあり、見ていて気の毒なくらい人がいない…。



また、こういった物産スペースも…。



「つ」という文字に吸い寄せられるように売店へ…。



番外編。「三重県津市 津ぎょうざ」


海老のすり身をベースにしたさっぱり味の揚げ餃子。シソがふりかけられており、これが意外にも餃子によく合う。


続いてこちらへ。


4杯目。「愛知県西尾市 西尾ナポリタン」


愛知県民だが初めて見たこの商品。味噌ベースのスープを玉子とじに、地元産のトマト、アサリ&えびせんべいをトッピング。味噌味の中にピリッとくる辛さが混じっており、説明しづらい不思議な味だが、病み付きになる魔力がある。従来の枠にとらわれない斬新な発想のうどんにアッパレをあげたい。



だんだんお腹もふくれて来たのでこれでラスト。


最後は、一番熱心に客寄せをしているところにしようと思い、視界に入ったこちらのお店に。



5杯目。「宮城県気仙沼市 気仙沼・じゃじゃはっと」


「はっと」と呼ばれる熟成した小麦粉を引き延ばして作られる東北地方の郷土料理に、盛岡名物じゃじゃ麺に乗っかっている肉味噌っぽいものが。


なんとなくズルい気がしなくもないが、ピリッとするラー油が効いた肉味噌、温泉卵の組み合わせがまずいわけがない。粗めの挽き肉のゴロゴロした食感は食べごたえもあり。




散々食べまくってきたが、うどん以外で触れておかなければならないのが運営。


地元高校生などのボランティアが中心だったと思われるが、ごみを率先してお客さんの元へ回収に回ったり、熱心に客寄せをしたりと、非常に気の利いた対応を随所に見せてくれていた。















運営に関わった全ての皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした。


一昨年のB-1 の時も感じたが、この手のイベントは飯どうこうよりも、運営の力の方が遥かに重要だと思っている。


今日一日、何らストレスを感じることなくうどんを楽しむことができたのは、裏方の皆さんの努力の賜物だと切に感じるところである。




なお、今回のサミットの結果であるが…。


グランプリ 北海道純雪うどん 2,942票

第2位 金鯱カレーきしめん 2,496票

第3位 武蔵野うどん 2,061票

第4位 近江牛うどん 1,822票

第5位 三津浜焼き 1,808票


自分が食べたものが2つランクインしており、ひとまず自分の目と舌は音痴ではないことは立証でき、一人胸をなでおろす。


こちらのサミット、来年も蒲郡で開催するとのことなので、遠征と被らなければまた参加したいと思う。


久方ぶりに来てみたところ、ようやく終わったらしい豊田大橋の塗り替え工事


恐竜の骨のようなかっこいい橋を渡り、本日向かった先はこちら。



豊田スタジアムである。


一応名古屋サポーターだが、ここに来るのは開幕戦 以来と随分間が空いてしまった。


緑の大群が襲来してドタバタしたあの日から気がつけばもう8ヶ月…。


季節は変わり、今日はグランパスのホーム最終戦である。



スタジアム周辺では、最終戦らしいイベントがあちこちで。


こちらは、今シーズンで退任となる西野監督へのメッセージ書きこみコーナー。



例年だと、最終戦では引退を表明した選手や契約満了となった選手へのメッセージを募集したりすることが多いが、今年はレギュラーシーズン終了が早いからか公式に発表された選手は今のところなし。


その代わり、場内では先日引退を発表したフローデ・ヨンセンへのメッセージを募集していた。



おお、来年のうちの監督だ…。


文字を見ていると漠然とした不安感に襲われるのでしっかり目をそらし、近くで開催していたファンクラブ会員向けの抽選会に並んでみると…。




当たってしまった…。


本日のピッチサイド見学会(2名分)の参加券。


そもそも景品が何なのかロクに確認もせず並んだため、当たった瞬間はひたすらに驚いたが、目下最大の懸念事項は、本日自分は一人で観戦に来ていることだろう…。




懸念事項はさておき、調子に乗ってこちらにもチャレンジしてみる。


本日限定の1,000円くじである。



こちらが景品のラインナップ。


明らかに売れ残り品と思しきものがいくつか含まれているのが非常に気になるが、一種の運試しのつもりで深く考えずに購入してみると…。



当たったのはこれ。先日「LOVEグランパスくん劇場」 で紹介されていたトランプである。


ここでしか手に入らない非売品ということで、マスコット追っかけ業界に所属する身としては非常に嬉しい品。


もっともこのトランプ、間違いなく本来の使われ方をする日は来ないであろう。そもそも遊ぶ相手はいないし、いても汚されると嫌だから使わせない




そんなこんなでピッチサイド見学会の時間が来たので移動。


このスタジアムにはもう何十回と来ているが、こんなところを歩いたのは初めての経験。



ちなみに、先ほどの懸案事項であるが、とりあえずLINEに登録されている知人のなかで豊スタに来ていそうな人をピックアップし順に連絡を取ろうとしたところ、1人目で見事参加の快諾を頂くことに成功する。


ということで、今の自分は一人ではない。



そんなわけで、初めて侵入する豊田スタジアムのピッチサイド。


この角度からグランパスゴール裏を見るのも無論初めて。



スタジアムマニア的には、選手のウォームアップ見学よりも、普段撮れないアングルでスタジアムの写真を撮れることの方がよほど嬉しかったり…。



ちなみに、見学風景はこんな感じ。


スタジアムDJのYO!YO!YOSUKE氏の「皆さん映ってますよ~」というお馴染みの風景、自分が手を振る側に立つ日が来るとは思いもよらなかった。




ということで、選手を鼓舞する名古屋サポーターの写真。


「選手からはこうやって見えるのだなぁ」としげしげと、選手の気分になって眺めてみる。



矢野貴章チャント時の密集。


こうしてみると、やはり迫力がある。




一方、こちらは多数遠征された甲府サポーターの皆さま。




そして、ヴァンくんも応援に駆け付けてくれた。



ということで、正味20分ほどであったが、ピッチサイド見学を満喫。


本当に予期せぬ幸運を喜びつつも、ここで運を目いっぱい使ったことでこの後よからぬことが起こるのではないかと若干不安に駆られる…。とりあえず今のところは生きているが。


客席はかなり寂しいが、この後も好ゲームを期待したいところ。



そんな試合は前半12分、中盤でのミスパスを奪われると、最後はどフリーになったバレーにあっさり決められる。





しかし前半31分、左サイドからのクロスを闘莉王が頭で落とし、最後はノヴァコヴィッチが押し込む。


綺麗な形ですぐさま追いつくと…。




その4分後、永井の2年連続二桁得点となる勝ち越しゴールが生まれ、逆転に成功。




後半11分に田口のミドルが相手選手に当たりコースが変わりゴールに吸い込まれ…。




最後はノヴァコビッチがセンターサークル手前から一人で持ちこみ今日2点目。


ドリブルコースといい体の使い方といい完璧な流れ。ノヴァコビッチはこうやって使うのが正しいんだよなぁと。つくづく来るチームを間違えてしまったなぁ。



ということで、それなりに危ない場面も作られていた気がするが、点差のおかげでほぼ安心して見ていられる展開。

快勝でホーム最終戦を白星で飾る。




試合後は最終戦セレモニー。


なんだかここ最近、毎週セレモニーを見ている気がする…。






神妙な顔で挨拶を聞く皆さん。



西野監督の挨拶。育成と結果を求められる厳しい立場の中で、さらに怪我人だらけという2年間は正直気の毒だったように思う。


闘莉王「こんなパッとしないチームを、1年間支えてくださってありがとうございます。いろいろ噂は流れていますが…(中略)本気で優勝を狙うのであれば、こんなバラバラな状態ではいけません。」


悔しさを押し殺して、自分の言葉でしっかりと話してくれた闘莉王。


前節に今日と、2年目の終盤に来てやっと少し歯車が合い始めたのかなぁと。


西野監督、選手の皆さん今シーズンもお疲れ様でした。



最後に、今年最後の鯱一家との触れ合いを…。


サポーター手作りの「なりきりグランパコさん」を被る師匠。


パコさんのこのアングルはなかなか素敵。



父親の頭の上に娘が顎をのせ、母親が突っ込むという図。


ご自身のアピールに余念がないグララさん。



サポーターに渡された縄跳びを手にする師匠。


「背びれが引っかかるのでは…」と思って見ていたが、それ以前に師匠のヒレでは縄を回すことすらできなかった…。




それならばと、大縄跳びにチャレンジ。


こちらは見事成功。陸上での生活も既に20年以上経過。これぐらいは朝飯前と言ったところだろうか…、たぶん。



では、また来年…。






焼き小龍包


550円 西コンコース


焦げ目のついたモチモチ小籠包は、一口かじれば中から旨味たっぷりの熱々スープが飛び出し、プリプリの具と共にハフハフしながら頂く…。小籠包の魅力が全て詰まった本格派スタジアムグルメ。





塩シェイク


480円 西サイドスタンド(バックスタンドとの境目付近)


「いでぼく」で購入。牧場直下のミルクで作られたシェイクは、甘しょっぱい後味が癖になる。とは言え、さすがにこの量でこの値段は割高感を感じる。



デミグラ チーズハンバーグ丼


670円 ホームゴール裏1階


「むろまち」で購入。蓋を開けるとそこはデミグラスソースの大洪水。ご飯が全く見えない…。自家製ハンバーグも柔らかく、チーズとあわないわけがない。旨すぎ。



ファジカップアイス


300円 スタジアム正面フードコート


安富牧場さんより。新鮮な生乳から作られているだけあってミルク分しっかり。濃厚ながらも後味はスッキリで、値段相応の旨さ。いつまでも食べ続けていたい






津山ホルモンうどん


500円 スタジアム正面フードコート


岡山県津山市発祥のB級グルメ。臭みのない様々な部位のホルモンと、味噌ダレを絡めたモッチリうどんとの組合わせが堪らない。シャキシャキなもやしと玉ねぎもいいアクセント。


岡山県産 桃スムージー


500円 スタジアム正面フードコート


岡山と言えばやはり桃。スッキリした後味に感じる地元名産品の深い味わい。