下弦の月の気づき | 高野山真言宗 汗かき住職の ☆Bous, be ambitious!!☆

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高野山真言宗のお坊さんです。
視覚障害、線維筋痛症、遺伝性の拡張型心筋症など難病もちですが日々ポジティブに感謝して生きることに決めました。
お坊さんの日常を徒然なるままに書いていきます。
よろしくお願いいたします。

こんばんは。

7月31日に下弦の月を迎えましたね。


この時期は計画を見直しするような

断捨離にもいい期間だそうです。


計画を見直すということですから

何かしら自分で思う描いていたことが

あったはずなんです。


夢とか、希望とか

何になりたいとか、やりたいこととか…


いつもなら、こう言う時は占いでしょう?

誰かの意見を聞いてみようと思い、

誰かを探します。


自分よりも実力やスキルが上だと評価している人、または自分の知らない世界や著名人など

会社の上司や、その道に長けている人など…


でも、あるレベルに突入した人は

そういう場所から答えを得ることはできないようです。


はっきり言うと、もう師と呼ばれる人は

外側にいないのです。


それは、自分がハートのマスターになっていて

自分のことを1番理解してくれている存在を

内包した状態であるといえます。


ハートに聞いてみてください。

ハートのチャクラゾーンは

グリーンです。

エメラルドに輝くスターが煌めいています。




まさに、そういう人は小宇宙と一体となっているので、外からのコントロールに違和感を感じるのです。


だから、やるべきことは、

自分を信頼することです。

まずは感覚から始めてみませんか?


五感を研ぎ澄ませることです。

触覚、嗅覚、視覚、聴覚、味覚

視覚や聴覚など消失してしまった感覚の代わりは

第六感(シックスセンス)が役に立ってきます。


そういうシックスセンスを持ってることを

否定しないで下さい。

特別な能力のある人だけが持っている才能ではないからです。


自分が満たされることも否定しないでください。

自分を愛することの第一歩です。

ここちよい感覚に自分を置いてください。


そこからこの下弦の月のパワーが

感覚として本来のありのままのあなたのあるべき姿を教えてくれます。


分離感を持たないで下さい。

本来は地球だけでなく、私たちは存在として

宇宙の一部です。


それが空海の密教の即身成仏です。


実はその境地にたまに到達している人も

実は大勢います。


ただ、環境や思考に左右されやすい私たちは

迷いや煩悩というものに邪魔されて

自分さえ信頼できなくなっていますので、

なかなか一体にずっとなることは

難しく感じます。


こういう分離感を感じる時はチャンスです。

誰も信じられない時もチャンスです。


大いなる師は自分の内側にいます。

あなたが正しいと感じることは

今それを成すべき時であり

損得で測るものでも

キャリアや職業でも

学歴でも経験でもありません。


鈍っている直感を働かせて

真実を見ましょう。

自分のやるべき計画は

いつでも書き換え可能です。


あなたの身体の内側

ハートのグリーンの中に

自分の居場所があり、

自分の教師がいます。


道、真実、光


大光明


それは宇宙の存在である

大日如来に繋がっています。


大日如来はあなただからです。


南無大師遍照金剛

合掌


沙門 龍正