ジョンは死んだ


この事がずっと頭に残っている…



死んだ?いや違う!俺が…


こ ろ し た ん だ





なぜだ…なぜなんだジョン!!!



なぜ俺を助けたんだ…


あいつには夢があった…なのに…俺なんかのために…(泣)



ここ何日か任務が手につかない…心ここにあらずの状態だ…


その時だった…


ピィーピィーコールレッド…仮面ライダーが出現しました…隊員は速やかに出動してください…



俺『仮面ライダー…ヤツが…うおぉあぉお~ぉ!!!』


俺は許せなかった!仮面ライダーを…



俺は仮面ライダーと刺し違えても倒すつもりでいた!



ドォ~ん!
どがぁあ~ん!!
キィキィキィ!


戦場では隊員をゴミのように蹴散らす仮面ライダーがいた…


俺『くそ…くそ!お前は…絶対俺が!ちっちっくしょおぉおぉ~!!』



俺は仮面ライダーに飛びかかっていった!


ガスっ!


俺の一撃がヤツの顔に一発入った!


しかし



やつはモノともしていなかった…


次の瞬間ヤツの会心の蹴りが俺のみぞおちに直撃した…


俺『グホっ…』


ドガぁアぁ~ん!!


俺は石に叩きつけられた…



俺『こっ呼吸ができない…臓器をやられたか…うっ動けない…』


俺はどんどん意識が遠のいていく…



……



俺は夢を見ていた…

夢の中で家族が仲良く公園で遊んでいる風景だ…


可愛い5才くらいの女の子が…蝶々を追いかけている…


それを見守っている夫婦がいる…あれは…


お父さんを見ているとなぜか懐かしい…


俺はその答えに行きつくまでさほど時間はかからなかった…



そうだ…あれは…俺だ…








続く
っドカーンっ!!

きぃ!きぃ!きぃ!(ショッカー戦闘員の声)


はぁはぁはぁ…


俺『くそぅ!あいかわらず戦場は地獄だな!』


目の前で仲間達が次々とライダーに倒されていく…


まるでライダーに遊ばれているように…

ヒーローを目の前に足がすくむ…


『いかなければ…いかなければ!』


自分に言い聞かせる…

次の瞬間だった!!


…すたん…(仮面ライダーが着地する音)


俺の一メートル先に仮面ライダーが降りたった…


仮面ライダーが腕をあげ、剣を振り上げた…


あっ俺…死んだ…



俺は一瞬で悟った…


ザシュっ!…





二時間後…




『うっ…がはっ!…いっ…生きてる…』


俺は生きていた!


かなり深手ではあるがなんとか生きていた!



『よ…よかった!助かった!(⌒~⌒)』



よかった?



あんなに死にたがっていたのに…



俺は今…安心している…



…まぁいい…それより…ジョンは!?



まぁいつもの事だ…あいつもしぶとく生きてるに違いない…

脳内ナノマシンでジョンのナノマシンを探す…



すると…



ピーっ…ピーっ…心肺停止状態…ピーっピーっ死亡を確認…ピーっ…ピーっ…




『えっ…なんでだよ…なんでだよ!…なんでだよ!!!(°□°;)』



そしてナノマシンはこう続けてきた…


ピーっ!脳内映像転送中…脳内映像転送中…


ナノマシンが俺に送ってきたものは…



ジョンが死ぬ30秒前の映像だった…




あれっ…映像に…俺が映ってる…?

俺が仮面ライダーに攻撃される瞬間だった

ジョン『うっうっうおぉおぉ~!!』


ジョンが仮面ライダーに攻撃をしかけていた…


そうか…あの時ジョンが攻撃をしかけたから俺は…



そして仮面ライダーはジョンの方を向いた!



ゆっくりとこちらに近づいてくる…


俺『やめろ…やめるんだ!逃げるんだジョン!』


ジョン『うわぁ~!あぁ!ぎゃあぁあぁ~あぁ~!!!』


仮面ライダーは何度もジョンを斬りつけた…


ジョン『まだ…まだ…死にたく…!』


ザシュっ!


…………


俺『やめろ…やめてくれ!こんなの見たくない!(┳◇┳)』

俺は自分自身…


呪った


最終話に続く…
秘密組織…『ショッカー』

世界征服を目論む悪の秘密結社である…

まぁ秘密結社というが実際現実にある『会社』となんら変わりがない…トップがおり、幹部がいて、したっぱの俺らがいる…現実社会となんら変わりはない…



俺たちしたっぱがやる事といえば雑務、肉体労働、掃除、そして仮面ライダーに向かって特攻する事くらいだ。


俺ラ自身気づいている事だ…


俺ラはかませ犬だ…


ヒーローにはなれないんだ…





ジョン『おぉう!兄弟!お互い今回も命拾いしたなぁ!( ̄∀ ̄)』



俺『あぁ…なんとかな。今回で何回パーツを付け替えたものか…(・_・;)』


ジョン『まぁ命あってなによりだ!(^O^)』


俺『そうだな(⌒~⌒)俺ラと一緒に入った同期の奴らも大分いなくなったものだ…』



ジョン『みんな…『平和』の犠牲になったな…』


そう…我々ショッカーは悪の秘密結社と呼ばれているが、あくまでそれはその先に『平和』があるというのを信じて働いているのだ。はたから見れば横暴に見えるが、我々はその先に平和があるのを信じて今も仮面ライダーと戦っているのだ…



ジョン『しかし俺も笑っちまうぜ!(^O^)』


俺『なにがだ?』


ジョン『ヒーローにあこがれて入ってきて仮面ライダーみたいな改造されると思って起きたらガイコツだもの(≧∇≦)(笑)』


俺『ふっ確かにな…(^_^;)』


ジョンは2日前の戦闘時に頭を打ち、記憶を取り戻したらしい…


ジョン『マジで子どもの頃ヒーローに憧れてたのによぉ~今じゃそのヒーローにやられる側だぜ!( ̄∀ ̄)(笑)』


……………確かに皮肉なものだ…ヒーローに憧れてヒーローの敵になるなんて…

こいつも笑っちゃいるが記憶を取り戻した時はかなりのショックだったに違いない…



だが俺たちはこんな他愛もない話をしている時間がなにより幸せだ。いつ死ぬか分からないこの瞬間、自分が生きているというのを強く感じられる…



だがその幸せもつかの間の間だけだ…


ピーっ!ピーっ!ピーっ!ピーっ!



脳内電波を伝って頭にサイレンが鳴り響く…



緊急出動だ…仮面ライダーが出たらしい…

俺『ふぅ~余韻にも浸らせてくれないな(・_・;)』


ジョン『ケビン!…死ぬにはいい日だ!(⌒~⌒)』


俺『…………そうだな…死ぬにはいい日だ!(⌒~⌒)』

二人は走りだした

続く