「貞子vs伽椰子」の見どころ | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

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「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「貞子vs伽椰子」(2016年 99分)の見どころ解説です。

化け物が登場する邦画を研究中、ということで久しぶりに再鑑賞しましたので。

 

 

「リング」シリーズの貞子と「呪怨」シリーズの伽椰子が対決!

人気ホラーキャラをぶつける「フレディVSジェイソン」的発想ですねえ。

 

ホラーファンの夢想みたいな企画が実現しちゃうこと、

たまにありますよね。

 

中古で買ったビデオデッキに入っていた呪いのビデオを見てしまい、

貞子に呪われた女子大生2人。

都市伝説研究家の教授や霊能力者に救いを求めるも敵は手強く、

関わった者は次々に死亡。

一方、廃屋の中から伽椰子に魅入られ呪われた女子高生。

強力な力を持つ霊能力者コンビが、

この二つの呪いをぶつけることで、

貞子と伽椰子を共倒れにしようと試みる。

 

 

呪いのビデオの設定は、

オリジナル「リング」を無視して大幅に変更。

「7日後に死ぬ」から「2日後」に時短。

呪いを解く方法を探求するのがお話のメインだった「リング」ですが、

そもそも今回は解く方法が無い!

コピーして人に見せれば助かる、はただの噂なのですと。

怨念を世に増殖させる、という貞子の目的すら消滅。

・・・じゃあ2日の猶予も無意味だからもう即死で良いような気も・・・

 

伽椰子は、まあ従来通りでパンツ一丁の息子付き。

彼はいつも通り基本傍観者。

 

 

呪いを解こうとする頼もしそうな教授や霊媒師とかが次々ぶちのめされ、

とにかく貞子が強力で容赦無いです。

同時進行で、伽椰子も家に吸い寄せられて来た者を容赦無くぶちのめします。

この二つの呪いがどんどん展開するのが面白いです。

呪いというより力技で人がブチ殺されて行きます。

 

そしてお待ちかねのクライマックス。

本日のメーン・イベント!って感じで対決始まるんですが、

まさかのけっこう物理的なバトル!

 

心霊現象からの肉弾戦!

という展開が楽しいですね。

監督は洋画ホラー育ち、だそうでなるほど納得です。

私、深沢もそんな映画を作りたい人です。

 

 

そしてヒロイン山本美月ちゃん(可愛い!)を交えて決死のラストバトル!

その後に物凄いのが登場するんですが・・・

禍々しくて良いです。

でも暗くてちょっと分かり辛く、CGっぽい感じも・・・

あれモデルアニメでやったら相当不気味になると思いますねえ。

 

そしてその後、

ゾッとさせて締め括るべく最後の大トリですが・・・

 

そうなりますか!

 

これはアリなのか?

まあ、それしかないか。

ならば見た目もっともっとキテレツメチャクチャな感じにして欲しかったかも。

これだと既視感あるから。

 

でも、全編通して容赦無い感じはとても良かったです。

 

 

 

 

 

 

↓ついでに。これも心霊からの肉弾戦!

 

 


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