「北京原人の逆襲」
(THE MIGHTY PEKING MAN 猩猩王)
(1977年 香港 90分)
ちょっと前に購入したブルーレイです。
久しぶりに鑑賞。
前に観たのはテレビ放映で、40数年前ですね。
1977年の香港映画。
香港版キングコング。
日本から招聘された特撮スタッフの仕事が素晴らしい。
アナログ特撮のモンスターって、本当に楽しいです!
様々なアナログ技法を用いて、
現実にはあり得ない状況を構築。
凄い知恵と手間。
着ぐるみ、
腕や足等の実物大パーツ、
表情が可動の顔面ダミー。
様々な手作り造形で巨大猿人に命を吹き込みます。
映像に映像をはめ込みカメラに収める「オプチカル合成」、
投影した映像と実物を同時にカメラに撮り込む「スクリーンプロセス」等、
大変手間の掛かる合成処理カット多数。
そして大量のミニチュア。
手をかけた見事な作り物の特撮が楽しい。
この味わい深い「特撮」の魅力、
CGによる完璧な映像が最初からある若い世代でも判るかなあ?