最近、映画の中でゾンビに遭遇してもときめきを覚えません。
ゾンビ映画を続けて何本か鑑賞しましたが、
ゾンビが登場しても、以前のようにワクワクしない自分に気付きました。
メディアにゾンビが溢れてしまったからですかね。
気付けば世の中ゾンビだらけ。
そこら中に蔓延ってます。
簡単に手の届く場所に新旧無数のゾンビ映画が存在する今、
僕らの夢だったリビングデッドはその存在価値を、
ああ、またゾンビ・・・
くらいにまでおとしめてしまった?
「ミイラ転生 死霊の墓」のゾンビ。
表情筋の引き連れ具合がナイスです。
ゾンビ・・・・・
昔はスクリーンに登場するだけで胸躍る存在でした。
子供のころ劇場で観た「ゾンビ」のあの感動が忘れられません。
プエルト・リコ人アパートに現れたゾンビ達。
人生初ゾンビ。
彼らがゆったりと動く姿を見るだけで感動的でした。
基本塗りだけのメイクだったけど、強烈なインパクトを残しました。
一人一人、というか一体一体の顔を今でも鮮明に覚えています。
最近観た「バンク・オブ・ザ・デッド」のゾンビ達、
百人はいたと思いますが、一人の顔も思い出せません。
「ゾンビ」の公開直後は、
現在のようなゾンビ飽和状態とは程遠い状況でした。
テレビや劇場でゾンビ映画がかかることは稀で、
その貴重な機会を逃すわけにはいきませんでした。
そのせいか、当時遭遇したゾンビは皆存在感が違った気がします。
貴重な劇場公開作品、
「サンゲリア」の腐乱&燻製ゾンビたち。
冒頭の全身腐乱の巨漢、水中ゾンビ、眼下からミミズをぶら下げたあいつ、
みんな絵になりました。
そこに立ってるだけで画が持ちました。
「新チャイルド ゾンビ 甦った死者たちの恐怖」
の焼死体みたいな怪しい奴ら。
戦隊ものの下級戦闘員みたいでゾンビっぽくはなかったけど、
群れて迫ってくる姿にはゾクッときました。
「東カリブ魔の海域」の水棲ゾンビ兵士たちも格好良かったなあ。
ゴーグルを着けて海底を平然と歩く凛々しい姿が印象的でした。
そしてなんと言っても忘れがたいのは、
「悪魔の墓場」。
「悪魔の墓場」で先陣切って登場するゾンビ。
名作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」からのいただき企画ですが、
ゾンビの不気味さはコチラが勝ると思います。
私はテレビ東京「木曜洋画劇場」で観ました。
ゾンビ一人一人がとても不気味に描かれていて、
最初の奴が登場した時点でゾクゾク&ワクワク。
シンプルなメイクながら、登場するゾンビ全員が見事に死体でした。
最近そういうゾンビに出会えません。
ただゾンビってだけじゃ感動出来ない時代なんですね。
皆もう満腹だから。
かといって、ゾンビに何か新機軸な設定を付加しちゃうと、
それはそれでゾンビらしくなくなっちゃって魅力半減なんですよね。
例えば別の形態に変身する能力とか。
「死霊のはらわた2」に登場する、ゾンビおばさんヘンリエッタ。
土中から甦る場面はモデルアニメで処理されたせいもあり、
見事に不気味な生ける屍です。
ところがその後、
首長竜みたいなのに変身してしまい死体感ゼロに・・・・・
まあ、これはこれで昔のダイナメーションみたいで楽しいんですが。
「死霊のはらわた2」のゾンビおばさん。
これからの時代、「サンゲリア」や「悪魔の墓場」のような、
純粋に生ける屍の恐怖を描く作品を撮るのは不可能なのか?
単体で存在感がある、
恐ろしくも普通なゾンビを描くことはもう出来ないのか?
実は私には秘策があります。
まあ、ちょっとしたアイディアというか、
小さな演出プランみたいなもんなんですが。
上手くやれば、
存在感のある不気味なゾンビをクリエイト出来ると思うんです。
昨年そのアイディアのためのお話も考え、
シノプシスにまとめ、シナリオの執筆も進めてたんですが・・・・・
残念ながら行動力が伴いません。
財力もね。
とっくに完成済みの映画の商品化すらままならない状況なので。
今の作品が何かの間違いでヒットしたら着手だな。
・・・・・
・・・・・多分無理なので、
ヒットしなくてもどうにかしなくちゃ。


