「ゾンビ映画秘宝館」
秘宝7 ゾンビ映画原作本
というか、まあノベライゼーションです。
「死者たちの夜明け」
G・A・ロメロ著 真野十郎訳
1979年4月6日初版
一時期大変稀少な本として珍重されていました。
「ゾンビ」公開直後、手元にあったグッズと言えば、
劇場で購入したプログラム(200円)ぐらい。
その後、先ずサントラを入手。
原作本もあるのでは?と思い、
あちこちの書店を捜してみたものの全く見つからず。
しばらく経ったある日、
「ゾンビありますか?」と尋ねて、
「置いてません」
とアッサリ言われた何件めかの書店でふと脇の書棚に視線を移すと、
「死者~」という文字が目に止まる。
その下には「G・A・ロメロ」の名が!
書店を出るなり、歩きながら読み始めましたね。
読み耽りました。
劇場での感動が鮮明に甦りましたよ。
日本公開版ではよく分からなかった部分もちゃんと描かれていて、
かゆい所に手が届く一冊でした。
例えば、トレーラーで入り口塞いじゃおう作戦の全貌や、
その時ロジャーがなんであんなにハイになってたのか、
などなど。
この一冊で、自分の中で確実に「ゾンビ」の世界が広がりましたね。
「ゾンビ」
ジョージ・A・ロメロ+スザンナ・スパロウ
藤沢良寛訳
1994年10月15日 初版
東京ファンタ、ゾンビ・オールナイト会場にて購入
「死者の夜明け ドーン・オブ・ザ・デッド」
ジェイムズ・ガン=脚本
入間 眞=編訳
竹書房文庫
「ドーン・オブ・ザ・デッド」の日本でのノベライズ
2004年5月1日初版
センスの良いデザイン。
「ドーン~」には合っていると思いますが、
女の子に表情があるので、ロメロ版には不向き。
「映画小説 死霊のえじき」
ジョージ・A・ロメロ著
岡山 徹 文
昭和61年4月23日初版
劇中のセリフを中心にしたシナリオに近い構成。
シンプルで読みやすい仕上がり。あっと言う間に読めます。
悪く言えば映画そのまんま。
後半には映画「死霊のえじき」やロメロ・ファミリーの解説がタップリ。
この他に「バタリアン」があったはずなんですが、見つからず。
残念。