4月の京都旅行で初訪問となった神社がもう一か所。
京都御所の西側烏丸通沿いに位置する、護王神社です。
今までに何度となく前を通っているのに、全く気がついておりませんでした。。。
ならびには、菅原院天満宮もあります(こちらも訪問したことはありませんが。。。)
上皇上皇后両陛下が、3月末の京都ご訪問の際に訪れている神社だそうで、
なかなかに賑わっておりました。
なぜ、両陛下が訪問されたのかというと、
「江戸時代末の嘉永4年(1851)、孝明天皇は清麻呂公の歴史的功績を讃えて
正一位護王大明神の神階神号を授けられ、明治7年(1874)には「護王神社」と
改称して別格官幣社に列せられました。」
ということで、皇室とのご縁が深いからのようです。
御祭神は、
平安京の建都に貢献された和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)と、
そのお姉さまである和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)です。
この神社、特徴的なのが、狛犬ならぬ狛イノシシ🐗であること。
これは、あの有名な弓削道鏡(ゆげのどうきょう)と対立した後、
「和気清麻呂公が皇室を守った大神に感謝するため、宇佐八幡へ立ち寄ることにした際、
豊前国に至ると、どこからか三百頭ものいのししが現れ、清麻呂公の輿(こし=乗り物)の
周りを囲み、道鏡の刺客たちから守りながら、十里(約40km)の道のりを案内してくれた。」
という故事によるのだそうです。
そうなんです、護王神社とイノシシは切っても切れないのです。
それはもうたくさんのイノシシさんがいますよ!!!
そして、足腰の守護神として、足腰のお守りも有名なんだそうです。
また、清麻呂公の姉君である和気広虫姫は、764年に起きた藤原仲麻呂の乱の折、
乱に連座した375名の死刑者の減刑を天皇にお願いし、死罪を流罪に改められ、
乱の影響で身寄りを失った子どもたち83人を養子として養育するなど
大変慈悲深い方だったそうです。
社会福祉活動の祖のような方ですね。
京都を訪れてお時間がございましたら、たくさんのイノシシさんたちに会いに
行ってみてください!
京都御所西 護王神社
〒602-8011
京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話: 075-441-5458(午前9時〜午後5時)
参拝時間:午前6時〜午後9時
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同行二人 行政書士 粂智仁
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