2016(平成28)年も残りあとわずか。
といわけで(どういうわけだ???)、今年1年間に鑑賞したミュージカル、演劇、
クラシック等のコンサート別に、粂的年間ベスト3を発表します
第1日目は、演劇部門。
今年観た作品は、2月18日の井上芳雄「リーディングドラマ 夜と霧」から、
12月28日の「タクフェス WHAT A WONDAERFULL LIFE」まで
全26公演でした。
それでは早速、第3位の発表!
舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 Zeppブルーシアター(4月27日)
http://napposunited.com/namiya/
東野圭吾原作の小説を、演劇集団キャラメルボックスが2013年に舞台化した作品の再演。
テレビ朝日「相棒」の伊丹刑事役で有名な川原和久さんはじめ、力のある役者さんが揃い、
素晴らしい作品に仕上がっていました。
続きまして、第2位!
『イニシュマン島のビリー』 世田谷パブリックシアター(4月5日)
http://www.umegei.com/schedule/527/
映画「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが2013年ロンドン・ウエストエンド、
2014年NY・ブロードウェイで主演し絶賛をあびた、悲しくも切ないブラック・コメディの傑作。
若手俳優・古川雄輝が、アイルランドの孤島に生きる、ハンディキャップを負った少年ビリー
役を好演。脇を固めた鈴木杏、柄本時生、山西淳、江波杏子などの安定した演技も、味の
ある舞台にしていました。
そして、いよいよ第1位!
パンパカパーン
『Take me out』 青山DDDシアター(12月16日)
http://www.takemeout-stage.com/
2003年度トニー賞作品賞及び助演男優賞受賞の傑作コメディの日本初演!
メジャーリーグのスター選手の衝撃告白でチームは大混乱!野球チームのロッカールームを
舞台にしたコメディ。しかし、人種問題や様々な差別という、シニカルな内容を含んだ、緊迫感溢れる舞台。
スター選手ダレン・レミング役の章平、狂言回しキッピー・サンダーストーム役の味方良介、
謎の人物メイソン・マーゼック役の良知真次はじめ、白熱の芝居を魅せてくれました。
ステージを客席が挟むという斬新な舞台装置もなかなか面白かったです。
おまけで、4・5位もご紹介。
『メルシー・おもてなし』 PARCO劇場(6月7日)
http://www.parco-play.com/web/program/merci/
PARCO劇場ラストラン作品の一つ。
立川志の輔の新作落語のうち「踊るファックス」(2000年)、「ディアファミリー」(2001年)、
「ガラガラ」(2002年)、「メルシーひな祭り」(2003年)の4本をミックスした作品。
中井貴一のコメディアン振りが発揮された、爆笑の舞台でした
『~崩壊シリーズ~ 九条丸家の殺人事件』 俳優座劇場(4月27日)
http://www.grand-arts.com/works/2016houkai.html
山崎樹範主演で、架空の素人劇団 "荻窪遊々演劇社" のドタバタを描いた作品。
崩壊シリーズの名の通り、最後は舞台装置自体が崩壊していくという…
とりあえず、その状況を楽しむことが大切な作品でした。
ということで、本日はここまで。
明日は、コンサート部門でお会いしましょう