こないだ義実家に遊びに行ったとき、
ふうこがクラブアップル(Crabapple)の実が落ちてるのを発見。
和名だとなんていうんだろうねー。
「野生りんご」というとかいわないとか
真相は不明。
かじったらおいしかったらしく(酸っぱいもの好き女児)、
いくつも拾ってはパクパク食べてた。
それを見た義両親が
「それでジェリーが作れるから、作ってみたら?
木になってる分も摘んでしまっていいよ」と。
「◯◯狩り」って子供好きよね。
わたしも好きだけど
クラブアップル狩りもよろこんでしてました。
以前ホビットハウスで狩ったものよりずいぶん小さめ。
同じクラブアップルでもいくつか種類があるのかな?
(ちなみにあのとき収穫したぶんは追熟がうまくいかず、なんとか食べられそうなものも、切ってみたら中が虫食いだらけで使い物にならず、ジャムは作れなかったー)
カニに似てるからクラブ(Crab)らしいけど、
どのへんがカニなのかしら
小さいさくらんぼみたいな見た目は可愛いんだけど
前回は追熟させる必要があったので、
しばらく置いておいたほうがいいのかな?と
1週間くらい放っておいたんだけど、
今回はすでに熟れていたようで、
気づいた時には半分くらい過熟になってしまっていた
なのでまずはぐじゅぐじゅのをはじいて、
枝?茎?柄?(なんて名前?)を取り除く作業からスタート。
まじ老眼泣かせ。2時間半かかったぜ。
正直、こういう作業嫌いじゃないけどな
無になれる。なんつーか…メディテーション?
洗います。この工程がめっちゃ楽しかった。
ひたひたより少し多めに水を入れて、
ひたすら弱火でやわらかくなるまで煮込む。
これは2時間半くらい煮込んだ。
んで、つぶして、こします(このへんからふうこがお手伝いに登場)。
実の部分ではなくて、この果汁?の煮込み汁を使うんだって。
砂糖とまぜます。
本当は液体の量=砂糖の量くらい入れるらしいんだけど、
なんかもう恐怖すぎるので、
味見しながら500gくらい(それでも!)にしといた。
砂糖をたくさん入れるのって、常温での保存食にするからだよね、きっと?
だから、冷蔵庫で保管すればよくない?と減らしめで。
煮詰めていくよ。
ポットの下のこの黒い物体↑はなにかと申しますと、
暖炉です。
ちょうど寒い日で昼前から火が入ってたので、
この上でコトコト、半分くらいの量になるまで煮詰めたよー。
だいたい6〜7時間かかったかな。
暖炉に火が入ってるときは、
煮込み料理や前日の温め直しなんかはこの上でやるよ。
暖炉での料理って、なんかめっちゃ癒しなの
そして、瓶に入れて冷まして完成〜!
バケツにいっぱい摘んだのに、たったこれだけ
というショックは多少ありましたけれども、
なんとも言えぬ達成感
半分は実の提供主(笑)の義実家にお届け〜。
プリンッってしてるの、わかるかな?
ほんと、これは「ジャム」というより「ジェリー」です。
バターと一緒にトーストにつけていただきます
(皿がイケてなくてすまぬ。朝ふうこが使った皿そのまま流用のズボラー!)
甘酸っぱくて濃厚
ジャムとしてパンとかにつけて食べる以外に、
ローストしたお肉のソースなんかにも使えるみたいだよ。
後味に若干の苦味というか渋みというかアク?
みたいなのが少し残るんだけど、
それが強いワイルド味をかもし出してて、なんかやみつきになる。
決して嫌な渋みではないのが不思議。
自分で苦労して作ったからかしら?
ふうこも熱心に参加して作ったからか、
おいしいおいしいとよく食べてくれます。
狩ったものが形を変えて食卓に登ることも、
作る過程そのものも楽しいので、
みなさまも、クラブアップルを発見したらゼヒ〜。