その1から時間があいちゃった焦らしてたとかじゃないよ(笑)。
急にあれこれバタついたり、体調崩したりしてました(けどもう大丈夫!)
あと、いってもそんなおもしろくないからね。期待しないでね。
さて、前回はお手本↓を担当の学生さんに見せたところまでお話しましたよね。
結果の前に経過をお伝えさせていただきたいんですけど、
まず頭ビッチャビチャ。とにかくうせやろ?ってくらい濡らされます。
顔にも容赦なくボッタンボッタン水滴落ちてきて、
ケープ(っつーの?マントみたいなやつ)もびしょびしょで、
なんならその下のわたしの服や腕もだだ濡れです。
でもってブラシにどこのだれのか全くわからない、
様々な種類の色/質の髪の毛モッサーついてる。
それでためらいなくザックザックとブラッシングされる。
わたし潔癖性とかじゃないけど、他人の毛がからまるのはなんかいや〜
あと、切るときにいちいち櫛でとかされるんですけど、これ頭皮絶対剥けてる!
ってくらい強い。いままで体験したことのない痛み。拷問かな?っていうくらい。
そんでもって彼女のめっちゃ長いお爪が、櫛やハサミを動かすたびに刺さる。
その距離、目玉まで1ミリ。恐怖。
そのうえ最初は「切りにくいから、下を向いてくれるかな?」とか
やさしく聞いてくれてたのが、先方もだんだん余裕がなくなってくるのか、
「あたま!した!」と徐々に厳しい指示が飛んでくるようになってきた。
わたしの心臓、いろんな意味で早鐘だよ!
たっぷり1時間をかけて、市松人形のようなおかっぱになったわたし。
これからだれか呪うんかな。
いいかんじに水滴ってるし。
これでタクシー乗ったら都市伝説コンプリートやで。
そのタイミングで先生チェック入ります。
「タスケテ!センセイタスケテ!」(心の声)
お手本の写真とわたしを見比べて先生、「レイヤー入れないとね」
したら生徒さん「え、いや。レイヤー嫌い」。
「え、いや。レイヤー嫌い」
すごくない?
体罰バリバリの昭和の学校で育ったわたし的には
先生に「いや」とかありえん返答。
(実際いってたけど。そんでバッチバチに殴られてたけど)
「大丈夫!できるから!やってごらん!(にっこり)」
先生動じない。
その後モーレツに機嫌が悪くなった生徒さんに、
水でビチョビチョ、櫛でガリガリ、爪でズンズンされながら完成した髪型が、
↓こちらとなります。
あれ?わたしの希望って、こんなんだったっけ?
↓もう一回お手本見せとくね。
わたし。
お手本。
わたし。
お手本。
わたし…。
え、ちょっと怒ってもいい?
って思ったけどそんな心臓持ち合わせてないし、ふうこお迎えにいかんといかんし、
この先「やだ直して」っていっても改善は見込めないと瞬時に判断し、
「あいいかんじですこれでハッピーですありがとう」
って棒読みとはりつく笑顔で伝えて帰ってきたよ!
わたし、プロの美容師さんと、美容師さんを目指す学生さんの間にある、
深く大きなギャップを完全に舐めてました。
全美容師さんに土下座します。
ごめんなさい
なんかさ、プロの人がササーッとやってることって、
簡単にやってるように見えない?
お寿司とか、ケーキのデコレーションとかさ。
もちろん、自分が美容師さんみたいに切れるとは思わないけど、
けど、それを目指してる学生さんならプロ仕上げとまではいかなくても、
かなり近いかんじになるんじゃない?とか思ってました。
美容師さんって、髪型をちゃんとするだけじゃなくて、切ってる間も
“快適な環境で切ってくれてる”っていう技術なんだ、と今回心から思いました。
いや、でもいいの。プロになるには、練習も大事ですから。
学生さんのレッスンの手助けになったと思えば、
ひょうたんみたいなシルエットのおかっぱとか、
頭皮のヒリヒリとか、全然いいっすよ!
全然、自分のチ◯毛なんて、どんどん使ってもらていいっスから!
まぁ、正直申しますと2〜3日しっかり落ち込みましたし、
いまも鏡を見るたびどーんと暗い気持ちになりますけどね。
ええ、こちらもいい勉強させていただきました。
その後、カットしたての大惨事からは少し落ち着き、
オイルつけたりしてこんなかんじになってます。
(全く気に入ってないことには変わりないけどな!)
あと、むりくりひっつめたりもしてます。
幸い、伸びますのでね、気長に待ちたいと思います。
そして、次回はケチらずきちんとお金を払って
美容院に行こうと思った次第でございます。
前髪カットとかだけならいいんちゃう?
もし興味のある方おられましたら
『Guy's Haircut』
住所:J Block, TAFE NSW - Nepean, Kingswood, 12-44 O'Connell Street, Kingswood
TEL:02-9208-9374
営業時間:火8:30〜14:30、水8:30〜11:30
※スクールホリデーの間とかのほかに、学生さんの準備が整ってないときとかもお休みになるみたいです。
※ゴールドコイン(A$1かA$2)を最初に払うシステムです。
※他のキャンパスでも同じようなことしてると思われますので、遠いよーという方、お近くのTAFEに問い合わせてみてくだされ。