小岩の昔話〜ヤバいホスト②〜 | バブル名残る頃の小岩思い出話しetc

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思いのままを綴っております


当時、20代後半だった彼は地方出身だった。


そのイントネーションも心地良かった目がハート


勉強と称して色々連れて行ってくれた。

彼との日々は刺激的で楽しかった飛び出すハート


店の鍵を預かっていた彼は、


勝手に店を開け、


飲み放題🍹カラオケもやりたい放題🎤


たまに、勉強と称して他のホストクラブや


ゲイバーにも連れて行かれたデレデレ





そんなある日。突然それはやってきた...



今まで言えなかった事がある。と、


一気に凄い情報を吐き出された。

       

 ↓      ↓       ↓


若い頃、子どもが出来て結婚した。


世界一、可愛い息子が2人いる。


オンナ(元奥さん)が俺を裏切り、


子連れで東京に逃げた。


オレは多額の借金をして東京に出てきた。


整形もした。


今はホストをしているが


いつか外国で店を開き、移住する。


オンナの捜索はコ○シ屋に依頼している。


まだ見つからない。


必ず探し出し、子どもを取り戻す。


オンナは必ずウメる。


そして...


ゲコと息子と幸せに暮らすビックリマーク




シラフで言い出したポーン





と、話しているうちに泣き出した。


彼が。


大丈夫、オレは今度こそ幸せになるビックリマーク


.



なってくれ。ワタシ抜きで..


とは、とても言えぬ雰囲気..バカでも分かる




そして、オレにそっくりで世界一可愛い

という子どもの写真を見せられた。



な、なんてブッサ ドンッ=自主規制=ドンッ 


なんてこった。整形前はいったい..!?


日付け入りだが計算も合わない!?


オマエ、本当は何歳だ!?


クビの皺がやけに目立つと思っていた。



今言わないとややこしくなる。

勇気を出して言葉を絞り出した。



...そうか、ごめん、結婚は出来ないよ。


誰が相手でもまだ結婚なんて考えられ@&!¥☆




っガッ❗️❗️❗️


首を絞められた。


急に苦しい


顔に頭に、血がたまっていくのが分かり、

視界や頭が白くなっていく


星のような✨キラキラ✨は本当に見えた



キラキラが見えだすと、


もう苦しくない


あれ?シヌのかな?案外苦しくないな

と感じたのを記憶している。


2〜3日間、指の跡が残る絞め方だった。


そして、急に手を放し



今度は自分の首をベルトで締め始めたポーン



ベルトは手で上のほうに引っ張り上げていた。


ごめん、これで許してくれ!グェ


結婚するって言わないと!グエーッ!

俺は目の前で!グエーッ!

死ぬっ!グエーッッッ!

いいか!グゲッ!

オマエが、お前だけ、幸せさせない!ゲフッ!

一緒だ!いっしょういっしょっ!ガフッ!



顔は見る見るウチに、提灯のように赤くなり

膨れていく


私の顔面もさっきはこんなだったのかチーン


百年の恋も醒めるとはこの事だ...



首を絞められたあとって、うまく喋れない。




自分で締めたところでシナナイだろうから


芝居だろうけど...


むせながら、首絞め行為を止めに入ると、


涙と涎を垂らし、向こうもむせながら



ナイフで刺してきた。




え?持ってました?




そりゃ〜もう。全力で戦った。


相手が転んで、むせてるウチに



バッグを掴んでハダシでダッシュ、、、

マンションは出口が一つで、

ゆっくり開く方式

下はヤバい、

上の階へ潜伏して時間を稼ごう

60分以上潜伏してから、タクシーで自宅へ


が、自宅マンション前に彼はいた。


獲物を探す肉食獣のように、


右に左にウロついている...




こうして3ヶ月余り、友人宅を転々とする


「下半身で物事を考えていたバカヤロウ」の


家なき子生活が始まったのです...笑い泣き