#3174『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3174『君のことをもっと知りたい124 遠回りした打ち合わせ』



日テレの楽屋に集まった出演者のみんなは、ユナのハタチの誕生日を祝ったあと、気ままなお喋りで賑わっている。



<オイラーズ>
ピース(木崎ゆりあ)
パ ル(島崎遥香)
メッシ(高橋朱里)
小 耳(矢神久美)
なんてね(木本花音)
名無し(川栄李奈)
みなるん(大場美奈)
すだち(市川美織)
ショッカク(加藤玲奈)
ミ ユ(竹内美宥)
リオン(東  李苑)

さーなん(髙寺沙菜)
美     音(向井地美音)

菅原まや(菅原茉椰)

<すちーず>
萌 夏(矢作萌夏)
ユ ナ(小畑優奈)
桜 花(SKE48 末永桜花)
亜柚香(SKE48 上村亜柚香)
愛 理(SKE48 水野愛理)
初 夏(AKB48 歌田初夏)
音 葉(町  音葉)

祐 希(与田祐希)
桃 子(大園桃子)

瑠 夏(SKE48 井上瑠夏)

<カムカムフレイバー>
よこにゃん(SKE48 北川愛乃)
は た ご ん (SKE48 髙畑結希)
ち か こ(SKE48 松本慈子)
優 莉 奈(AKB48 行天優莉奈)


みなるんに、口の悪い決めゼリフを言わせたいと張り合う優莉奈に、アドバイスするのはパルだ。
『そんなに言わせたいなら、みなるんを怒らせるようなことを言わないとダメだぞ』
これで優莉奈がどう出るか、みんなが興味深く待つ中で、まずは優莉奈がパルに聞く。
『えっ、みなるんを怒らせることを言うんですか。ネタはいっぱいあるんですけど、ガチで怒ったりしませんか!?』
『さぁー、どうだろうなぁ~』
『試してみます』

みなるんが優莉奈に抗議する。
『いっぱいあるって何?失礼じゃないの🗯️』
応酬する優莉奈。
『あるんだから、しょうがないでしよっ。過去にやらかした自分の責任なんだし』

ここで遮るのは小耳だ。
『ちょっと待ったー。さっきから聞いてて思ったんだけど、優莉奈ってパルには敬語なのに、なんでみなるんにはタメ口なんだ!?ひょっとして、みなるんのことをなめてるのか?そこんところをちゃんと説明してもらおうか』

他にもメッシや名無しにも迫られ、優莉奈が言わない訳にいかなくなる。
『そりゃあだって、みなるんよりパルの方が怖いからに決まってるじゃない』
『私にもタメ口か💦』と小耳が肩を落とすと、今度は名無しが優莉奈に聞く。
『あのなぁ、パルは確かに怖いけど、みなるんも昔は怖い人だって知らないのか?』
『そんなの知らないんだけどー。みなるんは、ずっと前からみなるんでしょ?』
『じゃあ、本人に聞いてみたらどうだ!?』

名無しを見ていた優莉奈が、みなるんの方を向く。
『あんなこと言ってるけど、みなるんって前はとんでもなく悪いヤツだったの?那魅破王連合の総長だったとか、裏切った仲間を1ダースもボコボコにしちゃって、プリズンに送られたとか』

核心を突く優莉奈の発言を聞き、呆れる名無し。
『何だよ。知ってるじゃないかっ。知ってて、みなるんのことをいじってたのか!いい度胸だなー。いつかみなるんに逆襲されるぞ』
『でもみなるんって、卒業していなくなっちゃうんじゃないの!?』
黙っていられない、みなるん。
『卒業はしても、いなくなったりしないぞ!クソ野郎🗯️』

遠回りしながら、とうとうみなるんから決めゼリフを引き出した優莉奈が満足そうな表情を浮かべると、リオンが我慢しきれず口出しする。
『もうさっきからオチのない会話を、いつまで続けるつもりなの~。早く話を元に戻そうよ。つうか、何をやろうとしてるところだった?忘れちゃったじゃないのー』
リオンに教えるのは、すだちだ。
『今日の放送についての打ち合わせですよ。そこでユナさんのバースデーになって、そのあと脱線しました』
ピースが引き継ぐ。
『そうだよ!打ち合わせをやろうとしてたんだ。いい加減にそろそろ始めるからー』
これでみんなが椅子に座り直して姿勢を正し、やっと打ち合わせに臨んだ。


ずっと黙ってみんなのお喋りを聞いていた瑠夏は、とてもほのぼのとした気持ちになっている。思ったことを遠慮なくズバズバ言い合っていたが、険悪なムードには全くならない。むしろそんなやり取りを楽しんでいるような感じだ。これも番組に出演している全員の気持ちが、同じ方向を向いているからなのかなと思う。

一方、名古屋で出ているシャチホコセブンの番組も、シャチホコセブンとすちーずがいて、楽しくやれているし、最近加わったアンダー16連合反乱軍や、レッツゴー!シックスティーンズのヤンキー少女たちとも意外な程に馴染み、番組を盛り上げようという気持ちで、1つになろうとしている。

さらに「KEYABINGO!」で顔を合わせるのは、人気の欅坂6期生や、祐希と桃子以外はずっと年上で、個性的な人ばかりのベマーズだ。この両グループに混じってドラマ作りに参加できている。

そしてこの3つの人気番組全てに出演している子は、まだ誰もいない。今日自分がオイラーズの番組に何らかの形で出られれば、3番組に出ているONLY ONEの存在になれる。そんな充実感に浸ると共に、来週以降の出演切符を勝ち取るんだぞと、密かに意気込む瑠夏だ。


◇続く