^^こんにちはっ
前回の続きをやっていきますね。
んで、1st ゲームのショット分布一覧はこちら↓。
山口選手が21-10でWin。
この一覧から、やるべき事、やってはいけない事、を自分なりに紐解きたい。
それが行動指針となって、バドミントンの設計書(テンプレート)となる訳ね。
勿論、これは自分用の教科書なので、皆でこうしましょぉ~とかいう話ではないです。
んで、やってて思ったんだけど。
これって、バドミントンを一旦バラバラに分解して、組み立て直す作業だ。
モノ作りが好きな人なら分かるよね。仕組みを理解したいなら、バラすのが一番手っとり早い。
↓つまり、設計書作りとはプラモデルの製作と同じ。
得体の知れない装置の仕組みを理解したいのなら、一旦バラすのが常套手段。
それを、もう一度自分の手で一から組み上げることで深い理解に繋がる。
面倒臭いけど、技術者なら皆やってるね。 よく考えればやって当然の話でした。
っというわけで、調子に乗って2ndゲームも分析することにした↓。
(我ながらようやるよ・・・w)
2ndゲームは、21-19でアンセヨン選手がWin。
この試合は、2024年の全英選手権セミファイナルです。
凄くタフなゲームで総ショット数は770回、一進一退の緊迫した展開が最後まで続きました。
↓2ndのショット分布一覧はこちら。
全ショット回数が770回なので、1st ゲームの334回から倍増。
1ラリーの平均ショット数も約11回⇒約19回と大幅UPで、両選手とも途中ヘロヘロになってた。
ついでに分析してるこっちもヘロヘロw。
↓普通のサイコロ分析だと、こんな内容です。
一発系の中身はこちら↓。
1stを落としたアンセヨンが、2ndを取り戻せた主な要因は2つ。
● 山口選手のβショットに対して、1stの時よりも粘ってること。
● 山口選手の自爆が増えて、一発系が大きく改善されたこと。
1stと2ndのショット分布一覧を見ると、両選手の特徴が浮き彫りになってる。
アンセヨン選手はα得点が多く、山口選手はβ得点が多い。
堅牢なショットを淡々と打ち続けるのが、アンセヨン選手。
トリック系を積極的に織り交ぜるのが、山口選手。
また、両選手共に、1stに比べて ”凡ミス” がかなり増えてるけど。
これは何も問題ないです。ラリーの総数が倍増してるのだから増えて当然。
凡ミスは工場の製品不良率みたいなもんだから、母数が増えれば数は増えます。
特筆すべきは、2ndゲームにおいて長いラリーの殆どを山口選手が取っている。
粘り強い山口選手の特徴が露骨に出ているね。
アンセヨン選手は足をテーピングで巻いてたから、長いラリーが厳しかったのもあるか。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
さてさて、材料は出揃ったので行動指針となるものを探していきますね。
やるべき事、やってはいけない事、それらを抽出していこう。
● まず、1stもだけどαショットがラリーの殆どを占めているという事実。
2ndでは、ショット全体の約93%がαショットなので、ほぼこれに尽きる。
つまり、①×②×③でアビリティーを追求するのは必須の最優先事項。
● しかし、沢山打ってる割には、α得点は決して多くない。
つまり、分かり易く点に結びつく訳ではないよ?・・・ということ。
それでも我慢してαショットを打ち続けなさいということかな。
● そして、得点効率だけを見ればβショットはとてもお得に見える。
なのに、βショットの数が少ないということは、ポンポン打てないよって事。
拮抗したラリーでは、返すのに必死で打つ余裕がないという事情もあるね。
● また得点の量で言うなら、一発系もかなり多い。
しかし、ショット数が少ないことから、望んで打ってる訳ではないはず。
また、1stと2ndの両方を見ても、一発系ショットを多く打ってる方が結果負けてる。
とまぁ、ここまでを見ると、1stゲームの時と感じるものはあまり変わらないね。
一言で纏めるなら、『 しっかりラリーしなさい 』 ってだけだ。
で、もっと何か新しい発見はないものか?と目を凝らしてたんだけど。
一つあれ?って思ったことがあって。
1stを見てた時は気付かなかったけど。
一発系がちょっと変なんだよね。
↑特に、2ndゲームは露骨に変なんだけど。
例えば、山口選手の一発系は、決めたのが1点に対して自爆が6点もある。
自身としてはマイナス5点だから、一発系なのにまるで相殺してない。
これは明らかにおかしい。
つまり、一発系ではない点数を自分がここに混ぜてしまってる・・・。
勿論心当たりはあって、一発系の分類分けにはかなり迷ったからだ。
ただ、ここでハッとなりました。 これじゃない?・・・ここに、何か埋もれてない?。
分類分けに迷うのは、その得点が生まれた原因をふんわり見ちゃってるからだよね。
元よりそこが分かれてなくて、違いを区別できてないからだ。
まだ抽出化できてない項目が隠れてるってことね。
↓今回のサイコロ分析(5種類)では項目が足りてないってこと。
・ α得点
・ β得点
・ 一発系
・ 運
・ 凡ミス
というわけで、山口選手が自爆したマイナス6点の内容を再チェックしてみた。
これがその6点の中身だけど↓。
① 何気なく打ったクリアーがバックアウト。
② 相手のドロップをネットギリギリのヘアピンで返そうとしてネットに掛けた。
③ 相手のドリブンクリアーを飛び付きクリアーで返してバックアウト。
④ やや追い込まれ気味で、斜め姿勢からクリアーで返してバックアウト。
⑤ 明らかにサイドギリギリを狙ったスマッシュが、サイドアウト。
⑥ 相手がネットに落としたのをロブで返して、何気なくバックアウト。
この①~⑥の中で、⑤のサイドスマッシュは間違いなく一発系だね。
②も、欲張ってヘアピンしてる感じがあって、これもほぼ一発系。
つまり、②と⑤以外の4つが怪しい。4つとも全てバックアウトなんだけど。
どれも至ってよく見る単純なバックアウトで、奥までしっかり返そうとしてミスってる。
崩されて変な体勢から打ったという訳でもなく、何となく流れで打ってしまった感じ。
考えてみれば、1stのアンセヨン選手も似たようなバックアウトが多かった。
そもそもバックアウトって、バドミントンには付き物だと思ってる節があるよね。
自分も、サイドアウトはダメだけど、バックアウトはある程度仕方ないと少し思っちゃってる。
だから、何気なくバックアウトが起きても、まぁまぁまぁ・・・と流してしまうことが多い。
でも、これかもしれない・・・。
見落とされてた項目はこれか。 自分も甘く見てた。だから見逃してた。
でも、アンセヨンはそこを改善して2ndを取り戻しているのだから、勝敗に直結した項目だ。
バックアウトはあまりにもよく見る光景だから、目に映ってるのに見えてなかったかも。
ただ、この項目は厄介だね・・・。
単に、バックアウトしないように気をつけよう・・・では済まない。
だって、バックアウトは見えないリスクとトレードオフになってるから。
バックアウトを恐れて浅くなったら、今度はαショットで追い込まれる場面が増える。
じゃぁ、ロブもクリアーも打つのをやめれば?ってそんな訳にもいかないしね。
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・・・・・・・・・・・・・
ん?
ってか、ちょっと待ったっ!!!
今気付いた・・・設計ってこういうことだ・・・。
部品を一つ変えれば、他の部品にも影響が出る。
車のエンジンを大きくすれば、フレームの強度や車重全てが変わってくるよね。
それによって、燃費が変わったりブレーキを強化しなきゃいけなくなったりと。
だから、設計者はコンセプトに合わせて、トータルバランスを考えて設計する。
やってる事は同じだ。バドミントンもそうなんだ。
例えば、映画作りで大道具に予算を使ったら、衣装代とか他にお金が回らない。
だから、トータルバランスを考えて上手く配分する。
バックアウトの項目に手を加えたなら、αショットの項目に影響が出るのは当然。
それを見越した上で、トータルバランスを考えて設計する。
きっと、アンセヨンは1stの結果を受けて、バックアウトにテコ入れをした。
恐らく他の何かに影響が出ただろうけど、トータルで上手く纏めたんだ。
うぅ~~~む・・・;;。
記事終わらせようと思ってたのに、話膨らんどるがな・・・;;
ってか、α→β→γの予感が・・・;;w
やべぇ・・・、終わんない。。一旦区切ります;;
m(_ _)m つづきは次回。







