3セットによる運動連鎖(その7) | ドッピョのバドミントンブログ

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m(_ _)m こんにちはっ

7つ目だけど、技術を考察しながら記事を書くのはなかなか難しいね。

 

ところで、運動連鎖も二重振り子もかなり昔から知られてる。

前回の、アスリート解体新書(動画)の説明欄には2004年って書いてあったし。

つまり、20年前にはとっくに認知されていた。

 

その割には、今に至ってもどこか絵空事のような?認知がふわふわしてるね。

現代の技術体系にも、具体性をもって落とし込まれてる感じはしないし。

おばけくん 自分も、20年前に既にあった技術を未だに習得し切れてないということか;;

 

 

ふんわり風船星 さて、7つ目となる今回は、可動域と Pポイント の話題です。

Pポイントというのは、当ブログが勝手にそう名付けたもので。

可動域の中でインパクトに最適な位置をPポイントと定義しています。

 

↓例えば、ラケットに180度の可動域があったとして、どこで打つべき?って話。

 

 

巷でも、打つ時の最適な腕の角度は?みたいな話が一杯あるよね。

体には沢山の可動部があるから、それらを含めて纏めてPポイントと呼んでます。

 

↓例えば、スマッシュ打つなら各部のPポイントはどうなってる?って話。

↑全身あちこちPだらけ・・・w。

 

前腕の3セットだけでもPポイントは3つあるし、上腕や上半身も同様。

そして、Pポイントは本人が自由に位置を決めれるものではなく、人体の構造や物理的に最も理に叶った位置とします。

 

やっぱり運動連鎖の話をすると、どうにもこの話題が避けられなくて。

打つ時に体を正面向けろ・・・とか。180度体を回せ・・・とか。

↓前回出した、このピョンコピョンコ180度回る練習とかもそうだけど。

 

 

全部、このPポイントの認識が定まってない事からくる混乱じゃないかな。

そんなPポイントを特徴づけているのは、可動域グリップ、体の向き の3要素で。

これらは相互に関連し合ってる。

 

↓例えばさっきの図で、仮に強く打ち出すことを一番に考えた場合。

 

↑強く打つなら、ヘッドが最も速くなる場所がPポイントになる訳だけど。

もしそれがあそこだった場合、右真横へ打ちたい!と言っても無理で、右下へ打つしかない。

 

↓では、どうしても右真横へ打ちたいとなったら?Pポイントからズラして打つ?

 

勿論、Pポイントからズラして打てば、右真横へ打てる・・・。

けれど、使える可動域が減って威力が落ちてしまう;;。 じゃぁどうする?

 

↓当たる先端の角度だけを右真横へ調整する?

↑確かに、これが手首の角度調整だと考え直せば、これで右真横へ打てるね。

ただし、ヘッドの軌道そのものは誤魔化せなくて、これだと面が右下へ滑ってる。

それに手首の角度を調整するということは、今度は手首側のPポイントがズレる。

 

ただ、現実問題として、前方打ちをしてる人の大半はこれで対処してると思う。

実はイースタングリップとの相性も悪いんだけど、手首を外へ捻って面を作ってるね。

もしくは、セミウェスタングリップを使ったりもしてる。

 

↓ついでに、前方打ち特有の、前に出て押すように打てば面の滑りも抑えられる。

 

っというわけで、最後に出てくる案が。

↓土台となってる体の向きを変えればいいのでは?っとなる。

 

↑確かに、これならPポイントを犠牲にすることもないし、グリップへの小細工も不要。

土台そのものの向きが変わることで、打球方向は右真横になる。

だけど、自分が向きたい方向は向けなくなる。

 

 

結局は、可動域、グリップ、体の向き、この3つは相互に関連し合っていて。

どれかに変更を加えると、必ず他の部分にも影響が出てしまう。

なので、何を優先するかでプレーヤー本人が選んで下さいっ!て話。

 

当ブログが、インパクトの時に体は斜め前を向くのが良い・・・といつも書いてるのは。

より自然な動きで強い打球を打つことを最優先すべきという考えにおいて。

3要素の中で体の向きを変えるのが一番ハードルが低いからだね。

 

↓それと、上半身が斜めだと、肩がやや下がって頭より後ろになる訳だけど。

でも、相対的に考えると、これってそんなに悪い話じゃないと思う。

変な話、見方を変えると打点が・・・前っぽく?も感じる。

まぁ、ハイバック打つ時なんて後ろ向いてる訳だし、どっち向いててもいいよね。

 

 

鳥 余談だけど、今ポロっとハイバックが出たけど、自分が前方打ちに後ろ向きな理由。

前に出る勢いを使わなきゃ普通のクリアーすら飛ばないというのなら。

後ろ向いてるハイバックなんて絶望しかないよね;;。まさかバックランする訳でもなし。


フォアでやらない事はバックでもやらない。バックでやらない事はフォアでもやらない。
基本そう思ってるので、前へ出る勢い(移動の力)を使うのはあくまでオマケ要素で。
ストロークの基本に含めることはせず、追加要素として扱っています。

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

オカメインコ さて、余談はさておき。

以上が運動連鎖の話に戻るための前置きで、ここから本論。

 

前回、運動連鎖はエネルギーの受け渡し(継承)だとしたけど。

例えば、上半身⇒上腕⇒前腕 という具合に、前の可動部から次の可動部へと連鎖する。

 

この時、可動部と可動部の連結部分で、どういう状況でエネルギー渡してんの?

そこを考える上で、さっきのPポイントと可動部(可動域、グリップ、体の向き)が関係するような気がしていて。

 

 

↓前回は衝突を例に説明したけど、これじゃ生身のイメージが沸き難いよね。

 

 

 

↓なので、可動部をバネという筋肉で繋げてイメージを作り直しました。

が動くと、それによってには逆3セット(水平外転外転外旋)が発生。

 

↓そして、収縮によってが動くと、今度はに逆3セット(背屈、尺屈、回外)が発生。

 

↑上腕に3セット(水平内転、内転、内旋)が発生すると。

次の前腕には、逆3セット(背屈、尺屈、回外)が発生。

っという具合に交互に伝播していくのだろう。

 

↓全体像をイメージするとこんな感じかな。

 

↓チョンウェイのスマッシュと照らし合わせてみても、今なら中身が見えて来そうだ。

 

で・・・、ここからなんだけど。

なぜ前置きでPポイントの話をしたのか?

それは、一つ疑念というか、考えなければいけないことがあって。

 

↓例えばこれ。

肘の高さは左右の肩を繋ぐラインに近い。

 

まぁ、肘の高さについては一般的によく言われてる話だけど。

これを見ると、肘の高さがあの位置で反転してるよね。

でも、上腕の可動域としてはもっと上まであるはずで。なのに、使っていない。

 

UMAくん つまり、可動域の途中なのに3セットが反転している。

この事から、反転の位置は可動域の端っことは限らないのが分かる。

有効可動域?とでも言うべきか。分からないけど。

 

でも、前腕は3セットとも、可動域の端から端まで使ってる気がする。

また上半身に関しては、こっちもそんなに使い切ってないように思う。

 

しなる棒?をイメージしてもらうといいんだけど。

一般に、根元の方は大きく曲がらず、末端へ行くほど大きくしなるよね。

可動域があるからといって、全て使えば良い・・・という訳ではなさそうなんです。

 

 

疑念の向かう先にはこれがあります↓

体を180度も回したからといって、良くなるとは限らないのでは?

 

さて、Pポイントの話まで絡め切れなかったけど。

m(_ _)m 疲れてしまったので一旦区切り。

つづきは次回。