^^こんにちはっ
今更だけど、ゴーセン グラビタス9.0-SX C.L 。
このラケットについてレビューを追加します。
グラビタス9.0-SX C.L (ガット:エクスボルト63/24lbs)
↑重さは4Uで、公式スペックではややトップヘビーとなってるけど私のこれはややトップライト。
購入してからもう2年半は経ってるんだけど、苦手意識があって実はあまり使っていなかった。
だけど、このラケットの特徴と能力がようやく分かってきました。
以前レビューした時には、自分がラケットの能力を引き出せなくて。
それで、ほとんど何も書けなかったんですよね。
さて、このラケットね・・・なかなか面白いですよ。
前のレビューでも書いた通り、やはりシャフトのしなり方はピーキーなんだよね。
ここで言うピーキーの意味は・・・。
んっと、シャフトのしなり戻りが、二次関数的な急激な立ち上がり方をするんです。
ヘッドの先端側へ向かってしなるにつれて、急速に立ちあがっていくというか。
で、そのしなり戻りの尖った頂点にインパクトを合わせるのが結構難しくて。
適当な振り方をすると、すぐにしなり戻りとインパクトがズレて力が乗らなくなる。
感覚的に、キックポイントもシャフトの上側にあります。
ただ今に至ると、丁寧にボトム側から順にしならせてあげれば割とスムーズに当たると分かった。
そこさえちゃんと理解して扱ってあげれば、そこまで難しい訳じゃない。
・・・っとは言え、フルスイングで毎度そこにピタリ合わせるのはそれなりに難しくて。
巧く扱えるかどうかは、その時の体のコンディションにも影響され易いです。
(-"-) どうでもいいけど、このラケット・・・本当写真映えしないなぁ;;
↑光の当て方をかなり頑張ってこの絵です。 パッと見はただ黒いだけのラケット。
↓公式サイトから詳細スペックを拝借しました。
っとまぁ、↑これを見てもピンと来ないと思うけど。
公式スペック的には、少し頭が重くてやや硬めのスマッシュ型ハイエンドモデル。
でも、今自分が感じているのは、ヘッドライトで打球感も少し柔らかい。
シャフトもそこそこしなるので硬いイメージとは違うけど、キックポイントが上側にある。
そのため、先端側のキックが鋭く強いのが特徴。
参考として、手元にあるアストロクス77とも比較していきますね。
左:アストロクス77(ナノジー98/23lbs) 右:グラビタス9.0(エクスボルト63/24lbs)
↓この2本でスペックも改めて一部測定してみました。
(※ガットあり、グリップテープあり)
以前に貼ったパワーバランス4は剥がしてあります。
で、バランス数値を見て分かる通り、このグラビタス9.0はヘッドライトです。
実際振ってみても、アストロクス77(以下AX77) よりも断然頭が軽い。
この個体がたまたま偏ってるのかもしれないけど、自分のこれはそうなってます。
重量やシャフト長に関しては、それほど気になる点はないね。
余談だけど、重量やバランスはその時々の時節で量る度に数値が変動したりします。
理由は湿気?ガット?グリップ?何なのか分からないけど、とにかく結構変化しますね。
だから、数値で比較するならその都度改めて測り直さないと参考になりません。
んで、グラビタス9.0なんだけど。
バランス的に振りが軽いので取り回しは良くて。
4Uでヘッドライト気味なので、軽快に振り回せるから操作性は高いね。
自分が一番の特徴と感じているのは、やはりシャフトのしなり方にあって。
キックポイントがかなり上側にあると感じる。
スペック表では フレックスポイント”中調子”って書いてある所だと思うけど。
感覚的には、中よりも先調子じゃないかな?って感じます。
シャフトのボトム~ミドルにかけてのしなり方に対して、トップ側だけが妙に速い。
だから、スイングの後半に向かって急激に鋭く立ち上がっていくようにしなる。
それが、グラビタス9.0の扱い方を難しく感じさせているね。
アストロクス77(AX77)とはそこが随分違ってて。
AX77はオーソドックスなしなり方をするから、同じ感覚で振ると全然ダメです。
AX77はスイングの前半からギュンっとしならせる感じで良いと思うけど。
グラビタス9.0は、スイングの後半に向けてギュンッってやる感じ。
最初からしならせにいくと、インパクト時にはヘッド返りがとっくに終わっている。
グラビタス9.0は、グリップの握り込みに対するヘッドの反応も特徴的で。
キュッと握り込むとヘッドが先端側でビンビンと跳ね動くんです。
動くんですというか・・・、素振りではその動きを感じ難いだろうけど実際に打つと分かる。
レシーブとかでグリップをキュッっと握り込むと、ビンッと先っぽで反応してる感じがある。
そのため、キュッと握り込むコンパクトなレシーブでも、思ってるよりはビョンっと飛ぶ。
AX77ではそんなことは起こらないし出来ません。
AX77のレシーブは、もうちょっとラケットを振らないと飛ばしにくい。
ただ、グラビタスのこの反応はやや神経質で、先端の動きがやや過敏な印象も受けます。
この2本について、シャフトのしなり方を対比すると。
AX77は、シャフト全体でしなりのタイミングを作ってる感じなのに対して。
グラビタス9.0は、ヘッド先端側だけが妙に機敏に動いてる感じ。
↓自作マトリックスで現わすと、この辺りに位置します。
打球面は当初は硬く感じてたんだけど、なんか柔らかい気がしてきました。
あと、硬いってイメージとは違うんだけど、先端側だけでビンビン動くもんだから。
シャフト全体で言うと、しなりのトータル変位量は小さくて。
だから公式スペックの一覧でフレックスをみると、硬いとされるSXなんだろうね。
でも、本来硬いっていうのは、ナノスピード8000のようなタイプを言うと思います。
グラビタス9.0の場合は、硬質っていうイメージとは違うんだよね。
ただ、シャフト全体としては実際大きくしなってる訳ではない。
だからちょっと表現がしづらくて、全体として大きくはしなってないけど先端側は躍動的に動いている。
だから使い手が受ける印象として、硬くはない。
ドライブについても、少し書いておきたい。
グラビタス9.0は、振りも軽いしキックポイントも上側だから。
だから、ドライブ系のショットは得意分野?って思うかもしれないけど。
これが意外とそうでもなくて。
ドライブが苦手って訳じゃないけど、とにかく先端側のヘッド返りがかなり速くてね。
だから、力を乗せ切る前にシャトルを跳ね飛ばしてしまいます。
意外と感じるかもだけど、ドライブは少しラケットを振っていかないと強く打てません。
握り込みだけで打とうとしても、すぐ飛び出すだけで力が乗り切らない。
ガットがエクスボルト63ってのも関係してるかもしれないけど。
多分これは、ラケットの基本特性から来ている気がするね。
振りは軽いし操作性も高いので、面を合わせるのは容易なんだけど。
とにかく、インパクトはちょっと神経質なんです。
逆に?変な体勢の時に、無理やり握り込みだけで飛ばそうとした時。
そういう時は、思ってるよりはシャトルが飛んでくれるw
体勢が崩れてしまって、仕方なく腕力頼みの手打ちで打った時なんかね。
酷い凡打を覚悟してたら、あれ?なんかまぁまぁ飛んでるぞ?って思ったりする。
AX77ではこうはいかないです。
AX77は握り込みだけでどうにかなるラケットじゃないから。
瞬間ギュッと握っても、即座にヘッドは反応しない。
AX77だったら酷い凡打になるような手打ちでも、グラビタス9.0だと思ってた程は酷くならない。
だけど、本当に力をしっかり乗せて打とうとしたら。
きちんと丁寧にタイミングを配慮してあげないと駄目なラケットだね。
雑に振ると、本当・・・なんていうか冴えない。
そこが見えてないとこのラケットを扱うのは大変だと思うし、使ってて楽しくないと思う。
最後にスマッシュについて。
これがね、結構強い。ヘッドライトなくせに強い。
但し、しならせ方は上述してきたように癖があって。
そこはちゃんと意識して、ボトム~ミドル~からのぉ~、そこから急激にギュン!とやる。
その流れがちゃんと噛み合いさえすれば、最後の最後でヘッド返りが強烈に利くラケットです。
スイングの最期の、しなり戻りの最期のところでガシンッ!っと球を抑え込んでくるね。
そして、打球感・・・当初は自分も硬いと思っていたけど、どうもそうではないみたい。
フレームから伝わってくるインパクトの感触は、柔らかい。
グラビタスシリーズのコンセプトである、シャトルを押し潰すというやつ?
それと関係してるのかな・・・。ベチャっと張りつく感じもあるね。
そこはまぁまぁ感じ取れてるように思います。
先日、お尻クラブでダブルスをやった時の話なんだけど。
ここ数年の中で最高のジャンピングスマッシュが決まったんです。
バックライン気味からのやや遠目から打ったんだけど。
このグラビタス9.0で、相手ペアのレシーブ網を完全に撃ち抜けた。
相手の人が小声で「うはっ;;」って呟いたのも聞きましたw
打った自分でも、会心の一撃が出たなって感じだったし。
決して頭の重いラケットじゃないのに、しっかり力が乗り切ってたね。
ここ数年で最高の一撃だった。体もその時はよく動いてた。
ところが、別の日。
体調が悪かったわけじゃないけど、なんかまだ体が温まりきってない時のゲーム。
頭に残るイメージだけは先日出た会心の一撃があったんだけど。
その時は全然タイミングが噛み合わなくて、力も巧く乗らないし球も浮く・・・。
とにかく扱いづらくて、これがグラビタス9.0の難しさか・・・と。
このラケットはしなり方の癖とどう上手くお付き合いできるか・・・。
そこにかかってるね。
一言でいうと、とてもデリケートな・・・ツンデレラケット?w
こっちの都合だけで振ると、そりゃもう全く言うことを利いてくれない。
だから、ラケットの要望(しなり方の癖)に耳を傾けて、こっちがそこに歩み寄る。
それが出来たなら、他のラケットにはない魅力をプレーヤーに披露してくれるかも。
ただし、癖の強い要望だから、こっちの体調が整ってないと付いていけないかもね。
スマッシュでは、しなりの最期の部分で、一気にガシンっ!っと強烈に叩いてくる。
レシーブでは、キュッとした握り込みで、ヘッド先端がビンビン跳ね動く。
ん~~~、面白いけど扱いにはなかなかの繊細さも要求される。
魅惑のツンデレラケットですっ![]()




