② 手首の返し (バックハンド:10話) | ドッピョのバドミントンブログ

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^^こんにちは。
昨日の記事に続いて、7月28日掲載「今考えるハイバックの3つのポイント」のつづきです。

「今考えるハイバックの3つのポイント」 ← 7/28日の話

(※↑2013/07/22 リンク部分を修正)

■3つのポイント
① 二重振り子の原理
② 手首の返し
③ 回外

<注意事項>
後述の内容は、純度100%の素人バドラーのドッピョによる個人的な考察内容です。
権威ある人の意見じゃないのであしからず
…σ(^_^;)汗
↑内容が間違ってた時の言い訳w


ポイント①の二重振り子の原理については昨日記事を掲載したとおりです。
今回は2つ目になる、ポイント②の”手首の返し”の記事になります。

前回記事(7/28掲載)の中で、手首の返しの主な目的(2つ)を以下のように書いていました。

◆1つ目は、ラケットヘッドの奔りを邪魔しないようにするため。
◆2つ目は、ラケットのスピンを使って、ショットの威力をあげるため。


で、この記事では”手首の返し”という一部だけに留まらず、ラケットを構えた時点からシャトルを打ち切るまでを、手首周辺に着目して順を追ってみていきたいと思います。
(^^;)で、実は。。 これだっ!と思える動画がまだ見つかってないんですが。。
文章で説明するのは結構難しいので、できれば動画ありきで説明したいのですが…。

とりあえず、ドッピョ的にもっとも理解に優れていると思う動画を改めて貼り付けますね。

↓それがこちらです(動画の途中で広告が出てきますが×ボタンをクリックで消して下さい)。


手首の返しを説明するにあたっては、グリップの仕方にも言及が必要と思いますので。
この記事で、グリップにも触れていきます。

で、さっそくそのグリップからなんですが、グリップはサムアップではありませんっ!
これは重要なポイントなのですが。

(^o^;)ドッピョは当初、サムアップで練習を続けてたんですけど…、どうやらそれでは上手くいかないようです。
そもそも、サムアップの利点は親指でラケット(グリップの腹)を押し出すことだと思いますが。
ポイント①の”二重振り子の原理”の記事の中でも書いていますが、ハイバック時に手首の力はあまり意識しません。
なので、サムアップで行う親指でラケット(グリップの腹)を押し出すという感覚ではないんです。
(※後述しますが、ラケットの高速回転を支える親指の働きというのはあります)

「バックハンドといえばサムアップ」と、思い込んでしまっている部分が大きな弊害を生んでいるようにも思えます。
(^o^;)…って、そう思ってたのはドッピョだけ?w

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で、ハイバック時のグリップなんですが、イースタングリップもしくはイースタングリップとウェスタングリップの間くらいまでの角度が良いのではないかと思います。
↑図で示しますと、図中の「中」から「左」くらいまでの間に相当します。

(^o^;)サムアップでずっと頑張って来た人にとっては受け入れ難いでしょうけれど、レッツチャレンジでw
また、人によってはウェスタングリップを使う…と主張する方もおられるでしょうが、それも間違いではないと思っています。

そもそも、グリップは握り方によって呼び名がいくつかありますが、その境目というのは非常に微妙で曖昧です。
イースタングリップにしても、人によって握りの角度差が存在しますし、ウェスタングリップも同様ですよね。
同じ握り方なのに、呼び名が人によって違う…ということだってありえるような気がします。
(※つまり、ちょっと乱暴に言うと呼び名の問題じゃないかな…と思ってます)

では何故、”サムアップは使わない!”とサムアップだけ特別扱いで拒否できるのか…。
それは、サムアップには親指でラケット(グリップの腹)を押し出すという意味合いが込められているからです。
つまり、握り方がどうこうとかいうより、”親指で何かをする…”という考えをを破棄して頂きたいんです。

実は、ドッピョの検証によると、サムアップでもイースタンでもほぼ同じに近い感覚でハイバックを打つことが出来ました。
しかし、それは形だけのサムアップで、、
親指はただ単にグリップの腹に添えてるだけのサムアップ…、厳密には握り具合も少し変わってましたのでサムアップと呼ぶべきではないかもしれませんが。。

ラケットワークさえ身につけば、握りの微妙な違いはある程度許容できる範囲がある…と考えています。
ハイバックのグリップが、人によって意見(呼び方)が複数存在する理由はこれが理由だと思っています。

↑と、真面目に書くとこうなるんですが。
今は深く考えずに、図の「中」~「左」くらいの間で試してみて下さい。
(^_^;)ショットの感覚を掴めさえすれば、理屈は後から受け入れてもらえるかと思います。

また、後述するラケットのスピンを活かすには、サムアップ型の角度(図中の「右」)は都合がよくないんです。


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↑尚、親指の位置は上図(グリップをグリップエンドから見た図)の8-1面か、もしくは1-2面辺りが良いと思います。
(説明は右利きを想定しています。サムアップの場合は親指が7-8面ですよね)


^^では、グリップは出来たと思うので、ここから具体的な内容に入ります。
リー・チョンウェイ選手のハイバックシーンを題材に、コマ送り形式で説明を加えていきますね。
説明は、ストローク全体の話を★、当記事のテーマである手首部分は●、として行を分ける形で記述してみます。

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↑まずはハイバックの構えです。
★腕は体からあまり離さず、右肘を曲げて手首はちょうど左胸の心臓辺りに来る辺りで構えてます。
●手首は自然な状態でリストスタンドしてますが、この時点では特別なことは何もしていません。

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↑ハイバックのストロークが始まりました。
★先行的に肘を体の前方(コート後方)へ動かしながら、同時に肘を上方へ突き上げる動作が始まっています。
★また注意すべき点として、肘を上げると同時にラケットを振り出して(手首が上がって)いくのは間違いです
★肘だけを先行的に突き上げていき、ラケットは引きずり出されるように後から遅れてついて来るのが正しい動きです。
●手首は自発的な動きはまだ何もしていないのですが、肘だけが先に上に上がって行くので自然と手首は”背屈”状態になっていきます。

補足:手首の背屈とは、手の甲を腕側へ近付けた状態を指します(出来れば”背屈”をネットで検索して確認して頂きたい)
   但し、この場面では手の甲側を動かして背屈させるのではなくて。
   逆でして、肘が上がることによって腕側が動くことで、背屈の状態へ推移していくという意味合いです。

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↑肘の突き上げがだいぶ増してきました。
★肘がだいぶ上がっているのに、手首の位置が低いままですよね。このことからも、ラケットは後から遅れてついて来るのだということが分かります。
●そして、手首的にはまだ何もしていません。
●ただ、一箇所大事な点があって。写真はブレてしまってわかり難いですが、肘が上がっていくに従って、ラケットを持つ手の甲が自分側を向いていきます(背屈しながら自分側を向く)。
●この事は大事なポイントで、手首的に何か操作したからそうなるわけではなくて、肘だけが先行的に上がっていくために手の甲が自分側を向くようになっていくと考えられます。
(肘を突き上げる時に、肘の裏側を上へ向けるようにして肘を上げていくのでこうなります)
※これは、肘の屈伸から回外へ繋げてラケットを高速スピンさせるための大事な前提条件になります。


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↑いきなりですが、シャトルをインパクトしています。(動きが早すぎて一個前の画像との間の瞬間が取れませんでした)
★肘の屈伸を一気に行い、肘が伸び切るタイミングで肘の引き絞りを行って、そこから前腕のネジリ運動が手首へ伝わり、今度はラケットが手首周りでギュルンッ!とスピンしながら回転します。
●今回の記事のテーマである”手首の返し”は正にこの瞬間に行われます。
●この瞬間の動きは上のほうで貼り付けた動画の[TIME1:10] 辺りから始まる実演で確認をお願いします。
●大事なポイントとして、動画の演者は見やすいようにゆっくり腕を動かしてくれているので、パッと見だとあたかも手首をクイッと動かして返しているように見えますが、実はそうではなくて。
●手首の返しの真相は、”実は手首は何もやっていない”のだと思います。
●どういう事かというと、手首の返しは手首の自発的な行動によるものではなくて、前腕の回外運動の流れで自然と起きる関節の動きだということです。


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↑シャトルを打った後です。
ラケットを高速回転させる瞬間のみに力を集約するので、打った直後に体から力が抜けてると思われます。


(^o^;)以上ですが、ちょっと大雑把過ぎて分かりづらいですよね…。
だって、肝心な部分は動画を見て…ってだけですもんね。。 我ながらフザケテルw
ん~この辺がドッピョの説明能力の限界でしょうか…、、でももうちょっと粘ってみます。

気持ち的には、ラケットの動きを阻害しないようにラケットを逃がしてやるように手首を返す…という感じかなと思います。

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↑動画から手首部分だけの部分画像を抜き出して並べてみたところです。
横長の画像になってしまったけど、全部映ってるかな…?(^^;)汗

①の画像で、手首が”背屈”している点に注目して頂きたいです。
その後の②では、ラケットが回転しつつ手首の”尺屈”の動きに推移しながらラケットが振られるかと思います。
(ちょうどラケットがギュルンッ!と高速回転をするタイミングですね)
この部分を補足しますが、この高速回転を支えるために親指でラケットを支持するのはOKだと思います。
(^o^;)通常のサムアップでやる親指の働きとは少し違いますよね…と主張したいですが、微妙ですかね…(汗

③~④では、グリップをひねり出す感じで手首を返しています。
この辺は、ほぼラケットの惰性に任せて手首を返す感じだと思います。

また、最後の⑤の画像では、シャトルを打ち出す方向よりもだいぶ外側へ向かってラケットを返しています。
実践すると分かるんですが、ラケットを返す向きは自分が思っている以上に外側へ向けるくらいが実はちょうど良いです。
(シャトルを打ち出す方向へラケットを返そうとすると、シャトルがクロス方向に飛んでいってしまうからです)

また、①~⑤までの流れで、ラケットがシャフトの軸周りでスピンしてることが分かります。
大雑把に約180度くらい…、つまり半回転してるんですが。
最もスピン速度が上がった時にインパクトするのが一番良いのですが、そこで大事になってくるのがグリップです。
グリップの仕方(角度)によってラケットの持ち手の角度が決まるので、必然的にここに影響します。

(^o^;) ここで、もう一度サムアップにケチをつけさせてもらうと (誰かに怒られるかな…汗)。
サムアップ時の角度だと、スピンの最速時からちょっとズレてしまうように思うんです。
ドッピョの感覚からすると、ちょっとフライング気味にインパクトせざるを得ない感じ…(回転に対してのフライング)。
その点からも、サムアップのグリップ角度がハイバックに不向きのように思えました。
(※但し、親指だけはサムアップの位置で、握りの角度はイースタン…とかそういう方の場合は話は当然変わりますよ?)


^^さて、今回の記事のポイント。
”手首の返し”のポイントは、構えの時点では”手の甲”は自分側ではなく外側を向いていますが(自然にラケットを構えた状態)、肘を突き上げていく時には手の甲が自分側を向くようになりながら肘を上げていくというところでしょうか。
そして、肘が伸びきる直前に肘の引き絞りを基点として、前腕の回外運動によって腕がギュルルルッとネジリ出されて、最後手首を返す時にラケットがシャフト軸周りでスピンしながら振り出されます。
もし、肘を上げていく時に手の甲が自分側ではなくて外側を向いていると、回外による腕のネジリパワーが活かされずにラケットのスピンも不足してしまいます。


・・・と、以上ですが。
ポイント③の回外に触れていないので、少し内容に違和感があった部分もあるかと思います m(__)m
本文中、”手首では何もしていない”ばかりが目立ったようにも思いますが…。
手首からの自発的な動作というよりは、前腕の動きに逆らわないように関節を自然に動かしている…という雰囲気を伝えたくてそのように記載しました。

また、ポイント①の記事では、手首周りでラケットがギュルンッ!と回ることを強調しましたが、肘を引き絞る操作が基点となります。
それについては、次のポイント③の記事で絡めて話をすすめたいと思います。


(^_^;)今回の記事も、言葉選びがすごく難しかったです。。
自分が頭に描いている事柄が、どれだけ正確に文字で表現できているか、、結構心配です。。
…っていうか、改めて自分で読み返して見ると・・・説明長っ・・・・・・。

と、、とりあえず、もう一息。
m(__)m 次の3つ目の記事では、ストローク全般も含めての内容を記載したいと思っています。

(つづきはまた明日)