殊能将之 / 講談社 ミステリーランド


 ミステリーランド第一回配本。

 団地という空間の中での暗い家庭事情がテーマ、な気がする。陰気な話だった…。


『子どもの王様』と呼ばれる奇妙な存在。

 学校に行かず本ばかり読んでいる少年の空想として語られるそれの正体は充分予想できるし、ミステリというよりはホラー的要素の方が強いような気がします。

 幼い頃団地に住んでいた身としては、色々思い出すことも。トモヤの言う「団地の外空っぽ説」は私も考えたことが…。


 しかし読後感が悪い。

 もやもやしたものだけが残って、すごく子どもに読ませたくない本になっています。ミステリーランドは本当に趣旨が見えんな…。


殊能将之 子どもの王様