奥田英朗 * 文芸春秋


人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のヤクザ、ノーコン病のプロ野球選手。

精神の病に困り果てた末、伊良部総合病院にやって来た彼らを迎えるのは、デブで幼稚で注射が大好きな伊良部一郎医師と、無愛想で露出過剰なセクシー看護士マユミちゃん。

精神年齢五歳児の伊良部に、はたして彼らを救うことができるのか?

トンデモ精神科医・伊良部による無茶苦茶なカウンセリングが五話収録された短編集。イン・ザ・プール に続く、シリーズ第二段なのですが、先に手に入ってしまったのでこちらから。

全体的にすっきりまとまったさわやかな話で、前作を未読でも特に違和感なく読めました。ていうか、なんてあほなんだろう…! 『義父のヅラ』はもう、だめでした。あほすぎる…!

映画化していることもあって、脳内で伊良部は限りなく松尾スズキでした。五歳児の如く駄々をこねる松尾氏はとても想像し易い…(笑)

前作はもちろん読むつもりですが、是非続けてほしいシリーズです。


奥田 英朗
空中ブランコ