高里椎奈 * 講談社ノベルス


フェンネル大陸偽王伝、第二段。

前巻を読んだのが随分前のことなので、どうも記憶が曖昧で仕方なかったりするのですが…。

一巻が序章ならば、二巻は物語の起。テオとともに旅を続ける13歳の王女フェンベルクは、平和な王国・ソルドにたどり着き、騎士見習いの少年・ロカと国を揺るがす陰謀を耳にしてしまいます。

二冊通してみると、物語全体の説くところはどうやら『崩れた真実からの回帰』であるようす。

次巻の舞台となるであろう、300年以上鎖国を続ける王国パラクレスで承となるか転となるか、ともかく、シリーズタイトルである『偽王伝』の意味がようやくぼんやりと見えてきたところで、三巻に続く、のは期待が出来て良いことです。

一冊一冊では今ひとつよくわからない、というのが本音なのですが、全体を見る意味で、次巻の発売が非常に楽しみです。


高里 椎奈
騎士の系譜 フェンネル大陸偽王伝