舞城王太朗 * 新潮社


文庫化のため購入・再読。とても好きな作品です。

同級生が誘拐されて「グルグル魔人」は幼児殺害、中学生は「アルマゲドン」で攻撃されるしグッチ裕三はお父さん。そんな変な話。

変な話なんだけど、その変で意味不明で暴力的でグロテスクでどうしようもないぐちゃぐちゃな世界の中に愛とか恋とか純粋な何かが見えてくる。全編通して、主人公の恋する女子高生・アイコの”独り言”で形成されていると行っても過言ではないのですが、このアイコが実にキュート!

突然フォントが大きくなったり、まったく違う世界に飛んでみたり、かと思えば突然ホラーだったり色々ですが、舞城らしくてもう全部許せます。

説教臭くても良いじゃない! 私は大好きです。


舞城 王太郎
阿修羅ガール
ちなみにこっそり単行本版の装丁のが好き。