金城一紀 * 講談社


話題になったし、映画化もされた作品だけど、実は全然中身を知りませんでした。しまった、面白すぎた。どうしてもっと早く読まなかったのだろう。(話題になると気後れする性質は、時折こうして損をする)

日本で生まれ、日本で育ったけれど”在日”と呼ばれる僕。ダンスパーティーでコケティッシュな魅力を持つ女の子に出会い、恋に落ちた。

私の町にも在日者は多い。小中学校とやたらに朝鮮・韓国の文化は触れさせられたし、お隣の住宅の何とかさんもそうらしい。らしい、っていうのは興味がないからよりも先に触れ合う機会がないからなのだけれど。

この本の中には、知らないことがたくさん詰まっていました。「私はどこからきたのだろう」なんて聞き飽きたテーマがひどく新鮮で、主人公の声にも脇役のエピソードにも唸ってしまうものがあった。

とはいっても、青春小説。重いテーマを背負いながら、馬鹿なことを言って喧嘩して恋をして、若者の勢いのあるポップな物語にしあがっています。


金城 一紀
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映画のほうも見ました。これ見てこれだけで満足しちゃうひと多いんだろうなぁ勿体ない…!