伏見憲明 * 河出書房新社

ゲイのフリーライター和紀の日常を描いた自伝的作品。作者の経験から示されたものが大半を占めています。

こういうタイプの本は感想が書き難いですね。ただでさえ同性愛ものは不要な発言が出来ないのに、自伝となれば一層…。

母親の恋愛もメインとなっていますが、こちらも切なくて…。いくつになっても恋心を忘れない、その姿勢に憧れはするものの、心は身体の一部でしかないのだと思い知りました。悲しい。

セックスシーンなど過激な描写もありますが、ゲイものとしてではなく一人の人間の人生として読んでみて欲しい一冊。


伏見 憲明
魔女の息子