響野夏菜 * 集英社コバルト文庫


反則的なサブタイトルです。ぐう。

自由な校風でありあがら、お情け一切なしの厳しいS県立単位制校・黄尾高校。ピチピチの十五歳からご老人まで選り取りみどりの黄尾校の保健室には、もはや校内に巣食うウィルス扱いの『探偵団』が存在します。事件に遭遇すればうっかり犯人を自殺させてしまい、香港へ行けばマフィア相手に拳銃をぶっ放し、強請り脅迫なんのその、兼業ギャングの彼らの名は『東京S黄尾(トーキョー・スーパー・イエローテール』。

って、探偵はみんなが幸せになれるように事件を解決しなくちゃならない! なんて思想の人にはまったくオススメできないシリーズなのですが、長く続いたこの作品も、どうやら完結に片足を突っ込んでいる様子。

三年間姿を現さなかった行衡ママ・美津絵さんがニューヨークから帰還。「二十一年前のカレシ五人を探し出せ」、と依頼を告げる。多少困難なれどなんでもない調査だったはずが、あれよあれよという間にメンバー間の歪みが広がってゆきます。

とんでもないラストでくくられてしまっているので、さっさと次を読まねば。


響野 夏菜
東京S黄尾探偵団―S黄尾、解散!?