日日日 * 新風社
「ちーちゃんこと歌島千草は僕の家のごくごく近所に住んでいる」
幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながら過ごす「僕」の平穏な日常は、しかしある日を境に崩れ始めた。けっこう話題にもなった天才高校生作家デビュー作。
もっと青春群像系のライトノベルかと思っていましたがそうでもなく。しかし文学的と評するには少々青さの目立つ、そんな話。
確かにすごく上手かったです。才能だと思う。拍手喝采する出来だとは言いませんが(個人的には、乙一の「夏と花火と私の死体」の方がインパクトは大きかったと)さらりと読めるのに薄くない文章はとても好印象でした。間の埋め方が上手いんだなぁ。
物語自体も、あのラストだけで私は満足です。ぞくぞく来た。
唯一文句をつけるなら、あのくどくどと長いあとがきなのですが…。まだ18歳、今後を期待したい作家だと思います。
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