自然体 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

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「もうすぐdoorの誕生日だね~」
「もう祝わなくてもいいよ。本人憂鬱だし」
「お誕生日はおめでとうだよ」
「そうね、ありがと。
 でも皮肉だなぁ、前は早く死にたかったのにその時はなんでもなくて
 こうやって生きたくなったら病気になるなんて」
「まだ病気じゃない」
「うん、まだ。それに治療すればいいだけの話だから死んだりしないし」

頭でわかることと、気持ちってどうしてこんなに差があるんだろうかといつも不思議になる。たいしたことはないと自分でもわかっているのに気持ちが沈む。
これはネガティブな時だけじゃなくて、やりすぎるなよと頭で自覚していても、気持ちがはしゃいで制御できなかったりポジティブな時も同じだ。
表面的に理性が感情を制御していても、なんだか割り切れない余りのようなものが溜まってしまう。
筆算の下に引かれて落ちたその余りを点々を付けて頭の隅につけておく。
これで割り切りました。でもこれだけ余りが残っています。やっぱりそれなりにショックだったんだろう。

若さに価値を見出すなんてアメリカ人の商業主義的な幻想だ。という言葉を読んで、確かにと思う。
それまで出来なかったことが出来るようになるというのが成長なら、今まで出来たことが出来なくなるというのが老いで、それを認めるというのは辛いものだ。不老が人類のテーマなのはそれだけ辛い事実だからだろう。

少し前まで気持ちが若ければ成長していけると思っていた。もちろん成長もしている。その一方で気力自体が失われていってるとも思う。
その失われつつある気力を上手くコントロールしていくというのが今後自分のテーマになっていくのだろうか。

小難しく書きすぎた。
要は自然体で生きていきたいということだ。お手本は目の前にいる。