ネタなしメール | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

お昼

当分たかしに逢えない。年末はお互いそれなりに忙しくてどうしても日程が合わない。せっかくいろいろ計画を立てても風邪を引いただの、出張だのと延び延びになってしまう。
それでもコミュニケーションを取りたいからメールの内容を凝ってみたりしている。
近頃の若い遠距離カップルというのはどうしているのだろう。


勤め先の近くのコンビニでミニチュアの磁石のおまけが置いてあった。
昼休み、写真を撮って送ってみる。

夕方

返事は


「ミニミニだねー、どうしたの?」


夕方の休憩時間にもう一枚撮って送る。


「もしかしてどんどん増えるとか」


そのメールを読んで仕事が終わった後、慌ててまたコンビニに寄ってもう一つ貰ってきた。


ご期待に応えるのは当然だ。 帰宅後



ある日は避難訓練ごっこ。


ある日はゴシップ誌ごっこ。






気持ちをメールにしたら切ない