私の吐息に声が混じり、どんなに切なく響くか
誰も知らない
唇を開き、その中の舌がどんな風に動くのか
誰も知らない
私の肌が湿り、どんなに熱く火照るか
誰も知らない
私の乳房がどんな風でどんなに柔らかいか
誰も知らない
私の背中がどんなに敏感で感じやすいか
誰も知らない
私の吐息にあえぎ声が入り交じり、どんなに快楽を訴えるか
私の扉の周りがどんな風に反応するか
そしてその中がどんな感触か
誰も知らない
私の好きな体位や私の好きな角度や
私の中がどんな風に動くのか
誰も知らない
あえぎ声に悲鳴が混じり指先やつま先が曲がり
私の中がどんなに熱いか
何度も宙に浮き天駈けるとき
私がどんなに震えるか
誰も知らない
鍵をあの角度で差し入れたとき
私から白く甘い果汁が吹き出すのを
誰も知らない
どろっとした果汁が彼を包み
まとわりつく感触がどんな風か
それをすくった彼の指を私がどんな風に舐めるのか
その消えそうな意識の中で
私が何を見るのか
誰も知らない
あの人しか知らない 秘密の扉