卒業アルバムは、
不登校の子供と親にとって、
心を乱されるものの1つではないでしょうか?

私の上の子は中学3年生で、
GW明けから一度も登校していませんので、
卒業アルバムの個人写真も撮っていません。

個別に写真館に行って撮ることや、
自宅に写真屋さんに来てもらって撮る選択肢もありましたが、
子供は拒否しました。

子供が選んだ選択肢は、
「中学2年生の時に撮った写真を加工してもらう」でした。
小さく映っているものを引き伸ばすので、
画質は荒く、顔や眼の方向が正面を向いておらず、
ページを開けるとすぐに目につくほどの違和感があるそうですが、
それでも子供は自分の意志でその選択肢を選びました。

ただ、子供にとっても簡単に割り切れるものではないのだ、
ということを知る出来事が、つい最近ありました。

担任の先生が、卒業アルバム写真の最終締め切りを前にして、
受験の願書用に撮った写真を使うことを、手紙で提案してくれたのです。
「表情良く映っているし、卒業アルバム用に使ったらどうかな?」

、と好意での提案です。

しかし、
子供はそれを泣きながら拒否しました。
手紙には大きく×が書かれ、「絶対いやです」と書かれていました。

学校に行けなくなった今の自分が嫌い。
今の自分では同級生の前に出ることができない。
それと一緒で、たとえ写真であっても、
不登校になってから撮った自分の顔をみんなの前に出すことができない、
という気持ちのようなのです。

かといって、
一目で違和感を感じられるような自分の写真が

卒業アルバムにのることも、

心が刺されるように辛いのだと思います。

いまだに子供が深い自己否定感を抱えていることに、
私は心臓を突き刺されるような思いでした。

それでも、一学期のどん底状態から
もがきながら少しづつ前を向いてきて、
自分のペースで勉強を再開し、
行きたい高校も自分で見つけてきた子供の健気さや強さに、
心がギューッと締め付けられます。

 

昨秋から少しづつ元気になり、

行きたい高校ができて期待や希望を口にするようになりましたが、

受験を目前にして、

子供は再び動けなくなっています。

罪悪感や自己否定感がとても根深いようです。

私も、どっしり構えていたつもりが、
気持ちが揺れて、しんどいです…(><)

 

結果はどうなろうが、

どの進路を歩むことになろうが、
出された結果が最善のものだと信じたいです。
子供が願う最善と違っても、
子供の魂にとっての、真の最善の結果となるのでしょう。
いやはや~、親もブレない強さが必要ですね💦

状況はそれぞれ違っても、

同じようにしんどい思いをしている不登校の子供さんや、
お父さんお母さんが、
たくさんいるのだと思います。

いつの日か、
子供が自分を丸ごと愛し、

人生を楽しみ、

笑顔で生きますように。

(必ずそうなる!)

卒業アルバムのことも笑って振り返る日がきますように。


我が家にも、みなさんにも、

幸ありますように!!