/星4.4 コッポラの都市国家ポエジー、メガロポリス

脚本監督フランシスフォードコッポラ。
ここでコッポラ監督鑑賞、おさらい。
家にあったベータ録画テープだった「ゴッドファーザー」見て驚いた、本格的マフィア映画だった。壮大なマフィア映画だった。マーロン・ブランドの演技は、癖のあるボスを演じていた
。名作たる理由もよくわかった。また家族が好きな映画も分かった。

高校生の時かな?「パート3」が公開された、兄貴が微妙な反応で、ワタシもいまだに挫折している、娘の出演がとても判らなかった。
20代の時にみてやはりびっくりしたのが「地獄の黙示録」だった。戦争映画というか、戦地ロードムービーに見えた。劇場鑑賞も行った、特別編で長かった。
ビデオをやっとこみつけたら 超へんな青春物「大人になれば」
だいぶ癖のあるジェームズカーンと雨のなか旅するロードムービー
タイムリープものだが忘れた「ペギースーの結婚」
車のこだわりが、えげつないメーカー物語「タッカー」
コッポラのミュージカル「ワンフロムハート」
コッポラの ブラックミュージカル「コットンクラブ」
白黒の裏アウトサイダー「ランブルフィッシュ」
コッポラの地味なヒッチコック盗聴タッチ 「カンバセーション、盗聴」
コッポラの裁判物「レインメーカー」
コッポラのロビンウィリアムズで子供物「ジャック」
コッポラの後期難解な物語、小説家の幻想「コッポラの胡蝶の夢」これみてから、コッポラ大丈夫?と思った。
IMAX期間は過ぎたけどら、上映最終日午後、イオンシネマ亀田新潟に見に行ってきた。
『比喩を用いて人間の生活に身近な出来事を描き出し、それを通じて教訓を与えることを目的としています。物語の登場人物は、動物、植物、自然現象など様々ですが、擬人化されている点が特徴です』
示唆的、教訓的な物語を冒頭で提示。
ダスティンホフマン、動いてる久しぶりに見た。役人ぽい感じ。

ジョンボイド、酔っぱらったり、権力者だったり。

左、田舎者のジョーと右、都会のネズミ男、ラッツォ

建築家アダムドライバーが、都市をつくる建築家。こないだみた「アネット」が散々だったアダムドライバー。だったけど、こちらはよかった。

「地獄の黙示録」では、若者だったローレンスフィッシュバーンが、アダムドライバーの召使い役で出演。
若きローレンスフィッシュバーン「地獄の黙示録」

時たちまた出演!らしくないつつしみやかな役。警察に怒鳴ってたけど、。

「ドゥザライトシング」のエスポジート。トラブルメイカー役でした。バギンアウト。
エスポジートが、市長役でアダムドライバーと敵対役。

今回のコッポラ

こちらもフェリーニの神話系「サテリコン」

また奥様を、 恋愛をせよ的メッセージ もくみこまれ、ラストはエレノアコッポラに捧ぐと妻への感謝。
壮大な奥様への自主映画 のラブレターにもみえました。
時間よとまれ!というメッセージは、まるで恋愛して、麻薬やって、時をとめろ!とさせきこえてくるようでした。
わからないで済む映画ですし、途中退出したお客様もいらっしゃいました。ワタシは、コッポラが作り上げた壮大なSF都市国家論のようで、とても感銘をうけちゃいましたね。自由で、みたことない映画 で。
怒濤の映像洪水でした。
コッポラが遺作 になってもいいくらい、やり切ってるのがよかったです。
さて
フランシスフォードコッポラの都市 ポエジー
メガロポリス
意外や意外の大満足映画でした!
フランシスフォードコッポラファンのみどうぞ!
追伸
すくなくとも「ミッションインポッシブル8」より 好きな映画です。