星4、3 石井輝男監督の異常性愛シリーズ
、徳川残酷処刑3話


成人指定。
1968年監督脚本石井輝男、脚本荒井美三男。





石井輝男監督。東映で「網走番外地」シリーズをヒットさせ、娯楽作品から任侠映画、千葉真一出演の爆笑クンフー映画「直撃地獄拳」シリーズ。そのなかでも石井輝男監督の代表的作品として セクシー残酷路線映画が「異常性愛」シリーズだ。今や海外流通している異常性愛シリーズ。
ビデオ屋では、あるもの、ないもの別れていたが、概ねみていた。
私もいつかは、ソフトが欲しいと思っていた。
漫画化原作の「忘八武士道」は、DVD所持、なんで?これを先に買ったかは、謎。「忘八武士道」は、いちお続編が出来ている。

本作は、クレジットが印象的過ぎて忘れられなかった。
こないだの棚整理で発見したDVD。いつの間にか買っていたAmazon 仕入れ。東映DVD見てみた。


股さきの刑で引きずられる 体の一部と、牛と、
テロップ

「監督石井輝男」

にストップモーションで止まる。素晴らしすぎる冒頭クレジット。

冒頭、残酷ナレーションが鳴り響き、崖にゾロゾロとお役人が入ってくる。木には、女性がつるされている。お役人が、刀を振りかざし、手と胴体が切られ、音楽がかかり、クレジットがはじまるのだ。
もうこのはじまりが凄すぎて、今まで見たクレジットで強烈に記憶していた。





本作は3話オムニバス。
1話めは、いきらなり貼り付けされる賀川 美幸が映る。兄弟の近親相姦の模様。その兄に吉田輝雄が登場。病気の兄、薬のお金、町の金持ちの夜斡旋とサクサク話はすすみ、ラストは、貼り付けで逆さ吊りにして波打ち際の刑でした。


2話めは、出家アマサンの三角関係。同性愛アマサンからのひとりのお坊さん外不倫、からの外性交見てしまった、からの、アマサン達の拷問のような内容。
アマサンは、うなぎ風呂、大事な所に唐辛子となかなかエグイ。ラストは、 大事なところに焼き印を押し、関係を諦めさせる刑という無茶苦茶な刑罰。


3話めは、石井組のミスターコロンボの声優でお馴染みの小池朝雄。彼が入れ墨彫り師になり、天下一の彫り物をするための物語。
あまりにものめり込む演技を小池朝雄が魅せたためのち、このエピソードだけ独立して1本撮ります。こちらも見直したい。「徳川いれずみ師」 DVDが軒並み低価格になってきた。



今から57年前に半世紀前にこんなに、アンチモラルで、18禁で残虐非道を描いた石井輝男は、やはりすごかったんだなあと。




さて
石井輝男監督の徳川刑罰3連発!

ぜひ!ご覧ください。

≪前回レビュー≫
タイトルかっこいー

 

しかしすんごい映画だ! 

最初のまたさきといい、
レズ、
近親ソウカン、
拷問と内容の質がエスカレートしていく。

三番目のイレズミシの小池は迫真の演技!

なによりタイトルの出方が流血からはじまるのが良い!

ゴアシーンブスッといってる!

由利徹の番台がのってるのが笑えた!

びば石井!

 2008年6月14日 16時31分レビュー

 追記
素晴らしい日本ホラーです、ホラーファンは、是非!

3話目は、スピンオフから「いれずみ師」として映画化されます。

タランティーノも好きな1作。

ボックスセットが欲しいです!数年後の追記