星3.8
フリッツラングの激怒する男と民

1936年作品
脚本監督フリッツラング
10in1のコズミック出版ガチャガチャ名作を見てみようシリーズ。今回は何回か挫折していた
「激怒」を見てみようかと思った。
ちなみに激怒を辞書でひくと
激怒=激しく怒ることまたその怒りとのこと。
フリッツラングの怒りとは何か確認してみた。ちなみにフリッツラングの群衆心理恐怖物語「M」は、みたことあり。ピデオでやっとみつけた作品だった。

「罰金だ!」
なんて言って退廷を命じてた。
まあなかなかないストーリーでした。
また激怒も なんだか一時的で、しかも激怒したスペンサーは、裁判のいく末を見まってやるぅ、ガルルルルぃみたいな、わりと普通な感じで、。
物語は、シルビアシドニーとスペンサートレイシーは、もうすぐ結婚の仲睦まじいふたり。久しぶりのデートの日、誘拐事故が起きる。その容疑者としてスペンサートレイシーが誤認逮捕される。その逮捕をめぐり、街は大揺れ。はたして、、みたいな物語。
ラストも裁判所でハッピーエンドもなんか強引で、。激怒は、スペンサーの怒りの収監テロ行為怒りのみで、怒りの持続性は感じられず。
むしろ、フリッツラングが描く民衆たる「民」のテロ行為やら、群衆心理やら、噂の伝えかたやら、国やら、警察やらのいきなり突出して描写がふえる民描写にびっくりしたのでした。別に描かなくていいんだけど、かなりぎっちり話はそれます。「 M」も群衆心理の話だったよね、集団詰問とか、公開悪口処刑、つるし上げの映画だったなあ~。
良い意味で裏切ってくれた映画だったなあ。
ふたりだけの物語だと思ったら大間違い。その周りを囲む人達ドラマがしっかりある。それは警察からのね、という割と社会派ドラマに捻じ曲げる映画でした。テロ描写 もあってもはや革新的。テロというか、収監されたスペンサートレイシーを出す出さないで民衆が揉めて、火がついて鎮圧してみたいなテロでした。

さて
フリッツラングが描く激怒な男と怒りの民衆
ぜひ!