星4.5  藤野知明監督のわたしの家族をどうすればよかったかでしょうか?


撮影、監督藤野知明。


昨年からツイッターでの満員情報。山形ドキュメンタリー映画祭で、大絶賛の嵐、観客支持。

私は、大好きな映画評論家、柳下毅一朗さんがYouTubeで紹介してたのを見ていた作品だった。

予告編



連日満員から、わが越後シネウインドで1月3週間上映が決定。これは、いかねばと思ってました。

蓋開けるとシネウインドでも連日満員のニュース。これはいかねばと行ってきました。すでに満員、補助席でみてきました。



藤野監督の冒頭のナレーションから状況説明。時系列的に監督の家族をみせていきます。

お姉さんが、統合失調症になります。それからの映像ドキュメンタリーになります。

とあるきっかけから、お姉さんが変わってしまったんです。その状況が何十年単位でドキュメンタリーは、赤裸々にみせます。

監督は、迷っている感じに見受けられます。
外出しても、監督とお姉さんは、会話が成り立たない感じ。
カメラを向けるととたんに黙ります。躁鬱の症状が次第にわかってきます。

日本語の解説は、ありません。そこがよかった。作品の最後まで、迷いは続きます。その結論がラストシーン付近の対話に表現されている気がしました。

解説は、ありませんが、 家族がかわっていくんです。家が荒れていくんです。そこが必見ポイント。


お姉さん、、。面倒見の良いお姉さん。医者志望でした。

やはり中盤くらいから、凄いんです、とにかく。まず、お父さんが何喋ってるか、わからない。そこに字幕とかつけてないのもよかった。  
 お母さんの気苦労も凄い感じにみえるんです。
またご両親ふたりが、娘への愛情がそれぞれあり、 固着した愛情にみえてきます。

ラストお姉さんが変わっていき、涙が出てきます。
そして、、、、。

ポスターの写真は切れている

やっぱり切れてます。写真タイトルがかいてあります。


チラシ裏

あんまり作品を詳細に語りたくないので、言及しません。一見の価値ありの魂入ったドキュメンタリーでした。

撮影の時系列から伝わってくる家族、まあよくぞ、ここまでみせたなと。家族の恥部をね、こんなにみせるのが、凄いなあと。
自分の姉ちゃん、病気になった、カメラをむけられないですよ、普通。
弟さんは、日本映画学校出身でした。わたしも行きたかった専門学校でした。

見ればわかる、赤裸々なかげん。自分の家族の病気をみせるプライベート感。特殊な家族の状況もだんだんみえてきます。

見終えたあと、やはり
俺の家族はどうだろう?
自分の家族はどうだろう?

どうすればよかったか?

という問いを帰りながら考えていました。沢山 のお客様と一緒に帰りながら、足取りが重く、近くの万代のベンチで休んでから帰りましたとさ。

ひといきついて、ぼーっとしました、、、。



 マイシアター、シネウインド

補助席というパイプイスでみました。立ち見でもいいから見に行きました。席あってよかった。

さて
藤野知明監督の

藤野知明監督のわたしの家族をどうすればよかったかでしょうか?

ぜひ!

ドキュメンタリーファンは、必見!


アメバ版ブログ追記

見た感じ、本当に原一男の「ゆきゆきて進軍」級のびっくりがありました。本作は、あるいみホームビデオをみている感覚ですが、にじみ出てるものが素晴らし過ぎて、、。


どうすればよかったか?


わたしは、はやく「福祉」窓口に相談すれば?いいのでわと思いましたが、。行けない何かがあったのは、映像みて伝わってきました。


原一男、森達也監督なみの 素晴らしいドキュメンタリーでした。 拡大上映され、シネコンでやるみたいなんで!ぜひ!ご覧ください!







大好きな原一男作品をピック!