星5つ チャップリンの子供、ジョン


1921年
脚本監督チャールズチャップリン


予告編



好き好き映画シリーズに属する、わたしのアイドル、チャールズチャップリン。

ツイッターで昨日 「キッド」のガラスのくだりを見て、ヘラルドDVD(2枚組)ひっぱり出しみてみた。
 
そもそも、。 チャップリンは、わたしの乳幼児の頃から見ていた記憶。ビデオや教育テレビでみていた。

私が初めて買ったビデオがチャップリンだったんです、だからアイドルなんです。お年玉で買いました。筋金入りのアイドルなんです、わたしの。

そのなかで「キッド」は、必ず涙が流れる作品。βビデオで録画したものをひたすら繰り返しみていた。のちVHSダビングした。



涙が流れますね~。孤児院のシーン、ジャッキークーガンを取り戻し、車の荷台で抱きしめ合う所で涙が出ますね。
 
このシーンの素晴らしいハグね。チャップリンの愛が詰まったシーンです。
あとさり気なくバストショットが適格なんですよね。

だけどチャップリン、撮影時、夢のシーンの天使女優、リタグレイと結婚離婚。子供の死産とスキャンダルまみれ。

リタグレイ
チャップリンの 未発表フィルム集でインタビュー出演してたリタグレイ。びっくりしましたね。やさしかったわっていってた。いやいや17才だからとは思ったけどね、。

リタグレイさん

 夢のシーンもお金かかってますよね。何気に飛行してるし(笑)ジャ〇ーズの吊り舞台よりチャップリンが先にやってるわけです。まあ天使だけど、。珍しいのが、ピストルで撃つのもレアですね。しかもドア前に落とすという演出、夢オチもチャップリンが初なんかな?!わからんけど、「担え銃」で初披露の夢オチ。


子供の死から落ち込んだあと、この「キッド」のストーリーが生まれたそうです。

フィルムもめちゃくちゃ廻して、物凄い未処理フィルムがあるんですよね。劇中カットされてますが、ジャッキークーガンとパンケーキを 焼いて食べるまでのシーンに半年かけたそうです。あとフィルムをさしおさえされるのをふせぎ、逃げながら編集したそう。

淀長さんがおっしゃってたのが、パンケーキを数えて、チャップリンが多いから半分にわるんですね!優しいね!なんて解説してたなあ。
この食べるシーン重要説は、宮崎駿にも受け継がれていきます。宮崎駿本やわたしも見比べてるので判りますが、チャップリン影響大なんです。

ポニョかな?!


ジャッキークーガンは、出演後売れに売れまくります。そして親がお金を使いまくり、裁判沙汰になります。


アダムスファミリーの元祖かな?!

喧嘩のシーンも笑えます。
とにかくジャッキークーガンが強いというオチ。

喧嘩のめんめん(笑)
チャップリンが 自分の子を踏んづけて、勝手にカウントとって、敵のお子さんを勝たせるくだりにいつも大爆笑。

あと殴り合いも笑えます。チャップリン、 得意技のレンガ殴り。リアルにやると普通死にます(笑)






今回のエドナパービアンスは、悩める母

エドナパービアンスは、チャップリン中期のパートナー。ずーっと出演し続けます。辞めた後もチャップリンからギャラをもらっていた?とか。それほど慕われてました。

チャップリンの登場が笑えるし、また子供を引き取ろうとするまでの子供を捨てたり、拾ったりするやりとりチェイスが笑えてしょうがない。

このイスが一体なんだろうと小さい頃から考えるんだけど、。落下防止のイス かな?!
 
 この「キッド」を撮るまで、既に80本以上の契約、監督したチャップリン。芸が完成してくる 時代なんです。一朝一夕では撮れてません。
めちゃくちゃ監督しまくってからのやや長編なんですね。



たんだ52分の短編ですが、何度見てもなみだながるる傑作でした。

皆様もぜひ!
(YouTubeでも見れるのかな?!)