星4,4 サミュエルフラーのスリの恋
スリの男のはなし

1953年作品
脚本監督サミュエルフラー。
調子にのりまたまたコズミック出版から1枚みてみたシリーズ。バッととったのが、サミュエルフラー作品でした。
サミュエルは、ヴェンダースの「ことの次第」でみていた。
「ことの次第」 出演時のサミュエルフラー写真左から二番目

葉巻がトレードマークだが、「ことの次第」でもよく吸ってた。

「野望の世界」より1本シリーズ。見てみた。

2024年「拾った女」自宅鑑賞ナンバーワンかな?今のところ。本当に素晴らしかった。
こんな昔の映画なのに、ラブシーンにドキドキして、ラストにハラハラして、いやあサミュエルフラーをみんなリスペクトする意味がようやくわかった気がした。
あまりにも良いんで、サミュエルフラーをWikipediaで調べたりした。
ジェネシス企画のDVD

ビデオ屋の端に固まってあった。が、1本7000円から5000円して手が出せないオールディーズった。今から10年以上前の話。
私はキューブリックが オールタイムベストで好きな作品といわれる「罠」とダッシンの刑事ドラマで淀川長治先生がよく例えで出す「裸の町」を購入した経験あり。
「罠」ボクサーの八百長映画で「パルプフィクション」のブッチことブルースウィリスの話の元ネタっぽいお話。八百長をやれっていわれてらやらずに逃げる話。

「裸の町」ヨドチョウ先生が北野武に「その男凶暴につき」の走るシーンをこの映画みたいだね!と評したが、タケチャンわからずの対談を読んでいた。

それが10枚1ボックス2000円だから、権利が切れたのか書店で売ってるから時代はかわります。
とにかく容赦ない描写で素晴らしいんです。殴られた 女性。傷がはっきりうつってる。

サミュエルフラーの本作は、殴られるシーンがあるのですが、殴ると
「パキーパキー」
と竹が折れるような効果音がなってました。
このキスシーンが素晴らしくて、、。

この前に手で頬を何度も愛撫するシーンがあって久しぶりになんかポッポしたんすよね。殴られた 盗んだ運びやの女性が酷く、痛めつけられてからの、キスをするんです。まあ久しぶり久しぶりにこう心がカチャカチャしますよね。
まあ「ミッションインポッシブル」かい?みたいなありきたりなストーリーです。
ラストの着地点とともに素晴らしいフィルムノワールをサミュエルフラーはやり遂げていた事に最後、拍手してました。
ヴェネチアで賞もとったのかしら?またハスミン(蓮實重彦)も推薦していた映画のようでした。
さて
サミュエルフラーレのスリの男と女
2024自宅鑑賞ナンバーワンでちゃいました!