兄貴のレコード部屋からきこえてきたロンバケだった。いつの間にかきいていた。
最初の「君は天然色」の物凄い音圧にまず、驚いた。オーケストラから、コーラスから、ピアノ、ギター、とよ~くきいてみると細かい音どうしの音の重なりを一気にきいているような感覚。これが、大瀧詠一のウォールオブサウンドなんかな?と段々気づいてきた。
ウォールオブサウンドは、フィルスペクターやら、ブライアン・ウィルソンがこころみた音の作り方。
コーネリアスが完璧にコピーしたブライアン・ウィルソン。「スターフルーツスライダー」シングルより。
1度に出せる音みたいな感じ。チャンネルひとつにひとおんみたいな。それを16チャンネルとか8チャンネルとか使用して1度に大量な音を重ねていくみたいな事なんかな?
20代の時に1800円くらいの「CD選書」シリーズといううっすいCDをきいていた。
もうかなりボロボロなんでかいなおしてみた。
上がそのCD。
そのボツになった作品群がロングバケーション になったと2枚組の大瀧詠一解説ラジオ風「ロードトゥロングバケーション」から大瀧さんが、1曲1曲解説してくれた。
まあ3割採用、7割ボツという当時のプロダクション発注やらCMやらのデモテープを沢山紹介。そこでハミングやらギター音色から、「スピーチバルーン」やら「 雨のウェンズデイ」。この 歌手、芸能人に提供した曲がロンバケの1曲になったんだと大瀧さんが解説してくれました。
ナイアガラファンは、必聴のディスクでしたね。
いやあびっくりした。やはり1曲1曲、デモとって、歌詞松本さまの作詞をはめて、作っていったんだなあと。
それが発売したらロングセラーからのミリオンアルバムになったようです。
大瀧さんもこんなに売れたのがびっくりしたとチャートを元に解説してくれました、、
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いやあ買ってよかったなあ~!