星5つ クロードルルーシュの男と女







 
過去レビュー


 2011年レビュー


行ってきました。劇場鑑賞2回目のクロードルルーシュ監督、「男と女」見てきましたあ。


ブログを調べると前回は、2011年に見に行ってました。もはや12年前!


上記レビュー通り、大大大好きな訳で。今回は、前の方で、かなりかぶりつきスタイルで見たい。
という事で。前から5列めくらい、前に誰もいない状態で、ホームシアターなみのくつろぎで見てきました。

今回、「男と女」とベルトリッチの「暗殺の森」をペアリングして紹介。おそらくジャンファンが選出してますね。
襟川クロさんでしょうか?


毎回書いてるんだけど、本作の特徴、音楽フランシスレイの存在だ。もうミュージカル映画のようだ。
今回音楽シーンに、字幕がついていて、完全に台詞の代わりになっていた。
ジャンとアヌークエーメの心情を代弁してるかのよう。


最初ふたりは、子どもに話しかけている。
 エーメは昔話をして、娘にかみつく。
ジャンは偉そうに車で何処行こうか話しかける、運転は幼い息子に。 

カメラワークのシンプルな寄りと引きを繰り返す。フランシスレイの 音楽シーンは多用される。

ジャン、彼はレーサー。エーメは、映画の裏方?なんかな?夫をサポートしている。

ふたりの過去を巡るモノクロ画面の問いかけにカラーな過去画面が雄弁に理由を語り出す。この語り口をみる映画だ。


ジャンのシーンなんてほとんど車がレース場で爆走し、話し合ってる風な映像ばかり。
からのエーメを思い出し、電話をかけ、会いに行く。恋愛映画における、会いに行く映画だ。

愛してるのサインの如くのライトを何度も照らすジャン
ふたりは抱き合う素晴らしい出会い。フランシスレイの音楽。多幸感しかない。

だけどふたりは、性交するもエーメの顔を執拗にうつし、過去の旦那の絡みが映し出され、拒否られる。これも素直で丁寧な拒否理由、前の旦那がわすれられませんモノローグ。

この写真の絡み がうつしだされ、。

前の旦那さん(俳優)と思い出が次々とうつる、カラーで。  

拒否られたジャンは、なんていう女だみたいな心境で駅までおくる。

そしてまたまた会いたいから駅に行く、素晴らしいラスト。

こんなカットないけど、ラストからまたこんな日常が続いているようなラスト
わたしは、このラストがふたり抱き合うと後ろの背景が白くなるんですが、とても好きで、周りを溶かしてるかのような心象風景みたいで、とても素晴らしいと思ってます。幸せの多幸感の絶頂のような表現にみえてます。

このお互いの子どもが仲良くなってるのも重要
2人が仲良く抱き合ってるのよね、さきにね、さきにね、ラブストーリーの主役ふたりより仲良くなる。
あと この子どもの会話結構な尺できかせるのも面白いところ。

コカコーラ、コカ、 コカコーラ、
英語で言ってごらんとジャン。

今回みて改めて、こんなに音楽きかせるラブストーリーは、あんまないんじゃないのかな?というのと。
ふたりの表情 と会いに行くで成立してるかのようかクロードルルーシュの素晴らしいマスターピースな映画 でした。

涙浮かべ、劇場を後にしました。しっかりトイレも途中いきました。

「暗殺の森」より「ラストエンペラー」がいいなあ、ベルトリッチなら。  


新潟ティジョイからやすらぎ堤、信濃川

さて
クロードルルーシュの男と女
劇場鑑賞2回目
改めて
好きな映画を劇場でみるは、
圧倒的に気持ちが良い体験でした。

まさに、映画って本当にいいもんですね!という水野晴朗の言葉を思い出した。