星4.5
トルナトーレ監督、音楽家エンニオモリコーネについて

監督ジョゼッペトルナトーレ。
前から見たかったトルナトーレ監督のドキュメンタリー。題材は、作曲家エンニオモリコーネだ。
ギャガ DVDレンタルした。
いやあよくぞ !ここまで撮らしてくれたというドキュメンタリー。
エンニオモリコーネ をめぐる、証言、絶賛、インタビューで生い立ちから撮影当時の今まで振り返るドキュメント。

指揮棒をふるかの如く、冒頭のモリコーネ。まるでラジオ体操のよう。いや冒頭、カーペットでストレッチをしているモリコーネ。あれはがちでナチュラルにやってそうな 「準備運動」だ。PUMAジャージズボン着てた 。
膨大な音楽作曲、サウンドトラックを作曲してきたモリコーネ。1本1本、早口でそのサウンドを解説する。
パパパ
アイアイヤア~
タタタタン
と恒例のサウンドを自ら当時の監督とのやりとりから話す。
「ニューシネマパラダイス」は、劇場で泣いて (10代付近)初めて購入サントラ。
モリコーネがトランペットから始めたのは、驚いた。絶対ピアノだと思ってた。
やはりモリコーネは、作曲家で、オーケストラの交響曲、クラシックも作曲。それもいろいろあった過去が知れた。師匠との仲違い、仲直りとかね。
多層にわたる楽譜が数多く出るが、まさしく何層にも分かれていてびっくりしたし、改めてよくわかった。あとこれをみせてくれるのが、すでに凄い事。
笑ったのがオリバー・ストーンで、モリコーネにカートゥーンアニメを魅せて、かつてのセルジオレオーネ的サウンドを作って欲しいとお願いしたとのこと、大爆笑!オリバーの「ユーターン」のサントラの際、
勿論モリコーネは、 怒って帰り、断られた。
オリバー・ストーン!だから普通の映画が撮れ無いのよね、、 このエピソードを 話すあなたも偉いけど。このエピだけで、いかにオリバー・ストーンが社会性映画じゃないと本領発揮できないのが、よーくわかった。
「野蛮なやつら/サベッジズ」は、素晴らしいけどね!
みんな監督、監督、作曲家、俳優、プロデューサーみんなみんなに愛され、 モリコーネの熱にほだされているのが、くちぐちにわかる。 寡黙なモリコーネ。
タランティーノがオスカーをもたらし、名誉賞受賞から単独音楽賞と本当に幸福な軌跡。
サンプリングも多いっすねモリコーネ。フェスで盛り上がる映像凄いなあ。
さて
トルナトーレ監督が魅せる作曲家エンニオモリコーネについて
サウンドトラックファンはぜひ!
ご覧くださいませ!
アメバ版追記
やはり創作意欲がまず凄くて、全部聴きたいよねという話。間違いなく、エンニオモリコーネ会館、ストリート、回顧展、コンサートと伝説は続いていくと思う。
中古市場も軒並みピンキリ。 イタリアエロスモリコーネサウンドトラックが軒並みほし。あと見てみたい!もう見れない作品が多過ぎるのよ、モリコーネサウンドトラック作品って。
やはりね、妻の支えがあってと
物凄い勉強量、クラシック裏打ちが解説のはしばしに口伝えで解説してるのが、全てで。
まあその映像とサントラがかぶるのがレアで気持ち良くて、 大満足作品でしたね!