星3、3 マンチェスターの墓場のゾンビ
予告
1979年
イタリア、スペイン
特撮、ジャンネットデルロッシ。
監督ホルヘグロウ。
いやあゾンビがまあ強い強い。そして主人公ふたりが不幸になるというアンハッピーで終わるゾンビ映画だった。
「無修正版」とは言うものの、冒頭の裸のお姉さんの為?とか思っちゃった。最初の主人公の男性が持参する意味ありげな置物とか何も後半関係ない。単なる送迎物品なのか?!
必見ポイントは、ゾンビのメイク。これがなかなか気色悪い。何でも「ゾンゲリア」のメイクを担当する方らしい。
顔の腐食、灰色、ゴアシーン必見。灰色の顔がまあキモい。あと強いね。「バタリアン」よりも強い、頭良い。唯一は炎が駄目は、ロメロの「ナイトオブザリビングデッド」ゆづり。
さらりとあとアンモラル表現、赤ん坊が凶暴化するという描写。赤ん坊が看護師を食べるか?嚙みつく?という血まみれの赤ん坊登場。これはピージャクの「ブレインデッド」以来のゾンビ赤ん坊。本作は、赤子を血塗れにしてるので、イワクついたかもね。
ホルヘグロウ監督もなかなかの徹底した作りだったので、本作で引退したのか?日本に紹介されてないかどっちか?欧州のホラー監督は、紹介されてない事、圧倒的に多そう。
主人公も関係性も、出てくる人もみんなある意味ネクラで、またむくわれないのも痛い。そこら辺よく表現できたなあという感じ。
物語は、とある旅で出会ってしまう男女。送り届けるうちに女性が墓場でゾンビ襲われる。そこには、謎の電波が関わっている。さてどうなる?みたいなお話し。
老婆ふうのゾンビがなかなか気色わるかったなー。本作みなゾンビがキミ悪いので写真転写辞めました。だから見て欲しい!ホラー映画ファンへ。
グロシーンも顔が気味わるく、ムシャムシャゆっくり食いなんできみわるし。
だけどオマケに強いときたからね。
強いゾンビみると、どうしても傑作「バタリアン」を想起するんだけど。いかに「バタリアン」がポップで、人気で、突き抜けた不良性、ゾンビ魂が入ってるのか、本作のゆったりゾンビをみると輝かしさを増すバタリアンって気がした。
シナリオがやっぱなんかね、、。わりととびとびで描写したり、なんかね。ふたりで監督してたりして?!わからんけど、。
さて
ホルヘグロウのマンチェスターの墓場のゾンビ
ホラー映画ファン
ゾンビ映画ファンは
ぜひ!見て欲しい作品です。
追記
ちなみに
ロメロ「ゾンビ」1978年
ルチオフルチ「サンゲリア」1979年
本作1974年と一足はやいゾンビ映画というのは、事実。だからこそブルーレイ発売もされるのかもしれない。根強いファンがいる証拠。