石井隆監督がお亡くなりになったと寝ながら記事を見て起きてしまった。



ロマンポルノから劇画を元に脚本から監督まで撮り続けてきた素晴らしい映画監督だ。

漫画読んでみたいが読めなかった。ないからどこにも。「まんだらけ」とかいかないとないレベルかも。ブーオフにも絶対ない。
だから読みたい!

ロマンポルノの「名美」シリーズで脚本につとめたり、監督もした石井隆監督。
「ラブホテル」は、相米監督と素晴らしいタッグを魅せた。


池田監督との「死霊の罠」も素晴らしい 日本スラッシャーホラーだ!


「GONIN」地元で配給されず悔しい思いでビデオをかりにいったゴニンファースト。見たい俳優と暴力が詰まっていた。


劇場で食い入るように見た「GONIN2」は、度肝を抜かれた。大竹しのぶと緒形拳に。

ブーオフに売ってて、飛びつき購入した。1996年製作。劇場で見て喜多嶋舞の裸に血が滴り、生唾を飲んだ。パンフレットも買った。今は無き新潟の松竹系配給の映画館でみた。


近年の石井隆作品は予算も拡張され、とことんヤリタイ事をやっていて見ていて気持ちよかった。
「甘い鞭」のSMと壇蜜と拉致監禁。石井隆なりのサドマゾをめぐる物語だった。私的にエポックメイキングだと思ってる。


「フィギュアなあなた」も人形フェティッシュ物として素晴らしかった!
柄本くんのこの顔をみよ!

杉本彩を迎え、ロマンポルノじゃ生ぬるい、本格的ハードなSMでせまる
「花と蛇」は必見!「2」もみたい!


一見女性の裸ばっかの映画の作家にみえる。だがしかし、石井隆の粘着な中年男性の精力、女性のぼろぼろになる性の姿、のたうちまわるような状況下でヌメヌメと絡みあう男と女の性の営みを石井美学に照らされた数々の絡みの中に素晴らしい表情と悲しみと喜びを魅せてくれた。石井フェティッシュ、石井タッチともいえる独自の絵のような画角、石井ライトともいえるケバケバしさも取り込む光のうつり、裸体に照らされる光の美しさ、暴力に駆り立てられた男たちの顔面、そういう映画でしか表現できないセックス、バイオレンスを間違いなく刻んだ素晴らしい映画監督だったとわたしは思ってる。



90年代作品のソフト化希望と今まで素晴らしいエロスバイオレンスフェティッシュ物語をありがとうと心からのお疲れさまでしたをおくります。病気だった事をひた隠しにしていたのも監督らしい配慮だったんだろうか、、。

追悼致します、大好きな監督さんなんで!
レビュー以下