星4、0 ファーストデブゴン、都会でドラゴン




1980年
出演監督サモハンキンポー。


ツィッター情報に思わず驚く。
お昼にあのサモハン人気作の元祖、「燃えよデブゴン」放送とのこと。NHKBSで放送。しかも見れる。

このデブゴンシリーズは、なかなかビデオがなかった。一方、「燃えよデブゴン~カエル拳対カニ拳」やらデブゴンからのサブタイトルついた色んなの作品をビデオ屋やDVDを素通りしてきた。
またTwinツインレーベルのDVDを購入してきた。

「少林寺怒りの鉄拳」


「燃えよデブゴン4/ピックポケット!」
(「デブゴンシリーズ最高傑作」に納得の泥棒コメディ!おすすめ!)



「燃えよデブゴン正義への招待拳」


「燃えよデブゴン7」


「燃えよデブゴン10友情拳」
どれも素晴らしい作品だった。みなデブゴンとは、名ばかりの愛称的邦題にみえる。調べるとテレビ局の邦題という噂もあるようだ。
また「燃えよデブゴン」もテレビ局放送されていたようだ。
噂にきいていたのは、権利関係というのもなんとなく想像出来た。ブルースリーを如実に作品投影してそうな患者プンプンした。物真似モロにしてそうだし。

子供の頃から気になっていた映画でもあった。わたしの永遠のアイドル、ブルースリーのインスパイア映画でもあって気になっていた。
13時より久しぶりにテレビにかじりついて見てみた。




今までサモハン監督作や燃えよデブゴンシリーズを見ていただけになんかしっくりきた出来だった。

あといちはやく現代物にカンフーを取り入れ、サモハン流の恋もの、カンフー活劇活躍、後年のジャッキー出演監督作の核となる作りにもみえる。強引さや突然さも出演者一同も。


そして極めてサモハンキンポーの監督ぶりの素晴らしさがうきぼりになった。もっとブルースリーの「燃えよドラゴン」に寄せてくるかなあと思ったら全然違ったのだ。

さながらサモハンキンポーの叔父さんお手伝い、デブゴン都会で大暴れ青春記みたいなサモハンらしい青春物にみえた。

監督3作目、まだ若いサモハン、冒頭よりブルースリーの真似のオンパレード。
クレジットの演武カンフーには、ユンピョウ出たり、お馴染みのジャッキー・チェン監督作でお馴染みのタイポ、マースをしっかり確認。発見に思わず声がでた。

表情、ブルースリーの動き、アップには表情まで似せてきて笑えた。

物語はきわめて庶民的。いきなり最初っから豚を叩いてカンフー披露(カット要因になりそうな不謹慎場面(笑))

サモハン監督作品は、女性をラストに殺傷したり、動物残虐場面あったり、地味な殺人をリアルにやったり、わりと実録路線という傾向がある。ジャッキー・チェン監督作品には、なかなかない要素。

お話は、田舎で豚を飼う田舎者のデブゴン。都会の叔父さんの食堂を手伝いにくる。都会に翻弄されながら、その食堂で嫌がらせ発生。デブゴンサモハンがここぞとばかりにブルースリー真似クンフーで敵を倒しまくる。しかし必ずその代償に失職したり、映画現場に行ったり強引展開も相変わらず。そこには3人のボスがいるお金持ちがいる。はたしてみたいなお話。

ていうか叔父さんの所で働く人が民放の朝のワイドショーの人・後期ハンターチャンスの司会者に似てた。本人かと思った。




さて
サモハンの燃えよデブゴン
都会の食堂で大暴れデブゴン

サモハンは、やはり必見!の作品でした!