予告
まずは、積年のレビュー
2009年2月Yahoo!レビューから以下どうぞ。
大林時掛けマジック
大林宣彦監督
ユーミン主題歌ヒットしました。
素晴らしい大林映像マジックで終焉を迎えるラスト。
8ミリ時代からくる映像ギミカルな手法が物語にマジックリンク。
絡み方が本作にあっていて素晴らしい。
出演の原田知世さんは、ちょっと別人に見えます。
幼くて純朴さ突出!
深町くーんと一途な知世様。
ラベンダーの匂いも画面から漏れてくるようだ。大林映像マジックに乗って知世ちゃんが冒険します。
あの日の実験室!
藤子先生の漫画のような風情がある。大林映像マジックを是非ご堪能あれ
大林宣彦監督、作詞、作曲、脚色、編集まで大林さんやっていました。
昨日の夜、今日朝見て、寝ながら涙してしまった。
なんでしょうね、この魅力。なんだろうこの映像この映画の素晴らしさ、単なるアイドル映画でわないんだよなー。
女性の方は、どんな感想をもつんだろう?やっぱりアイドル映画かな?
僕にとっては、やはり素晴らしい映画です。
映画的「時制」を感じさせる素晴らしい作品
であり、映像ギミックが物語とピタリと合致した素晴らしさが表現されていると思います。
大林さん曰く
「どうしてもタイムリープは、手のぬくもりがあるものにしたかった」
そうです。もしくわローバジェット。ゆえかもしれませんが、。ひとえにCG使えば良いという今の風潮より、思いが乗ってるかどうかなきがします。前半のマエフリは、50分ぐらい、知世ちゃん迷う、ラストタイムリープ、ラスト。となっています。
大林さんのタイムリープの映像マジックの所。
深町君が、クラクラする知世ちゃんを抱きかかえる所で涙涙涙。
そして「土曜日の実験室」
アイラブユーじゃなくて、土曜日の実験室なんですね。いやいや、行為自体アイラブユーなんですけど。
今回特典映像が見たくて借りたんですが、
桃栗三年、柿8年は、なんと
大林積年の映画「さびしんぼう」のネタだったようです。
撮影中にこっちに使おうと決意したとか。
そして角川さんと念願のタッグだけどローバジェット。
28日原田さんの中学から高校の春休み期間で撮りあげたそうです。
クランクインがラストの大林映像マジックでスタッフ入れて3人でスタート、
固定カメラで1週間かかったそうです!
イヤー素晴らしいなぁ!あの映像地味だけど、手間暇かかるんですよね!
リスペクトに「オズの魔法使い」のドロシーとポスターが張ってありました!
あーあやっぱり、本作は完璧過ぎますね!
知世ちゃんのそのままの良さ、
大林さんも言っていた高柳君の
「棒読み」、これも一種のメソッドだと大林さんは、言ってました。
物語を引き立たせる古典的な手法と言ってました。あーあDVDいつか買います。「転校生」とともに。
ラストの再会シーンは、原作になく大林オリジナル。素敵なシーンですよね、すれ違うまさしくデジャビュなんですね。
映画的「時間」がまさしく表現されているんです。
カーテンコールは、撮影終了ごとに歌うシーンをとりあげたそうです。
大林さん、知世ちゃんにリスペクト!
2016年追記感想
追記
「転校生」は、VapDVDで購入。本作は角川廉価DVDで購入。
原作者の筒井先生は、本作品によりドル箱の小説になりました。断筆、復活しましたが、、、。
根強いリメイクを繰り返し、原作としても愛される作品になりました。
リメイク、テレビドラマ、アニメまで続々と愛され作品化されてます。
大林監督のザ角川映画の成功作品であります。
薬師丸の「ねらわれた学園」の独断すぎる世界観に同時上映で凍り付いた方が多数いらっしゃった大林角川映画。やりすぎ感半端ない作品でした。
本来の大林8ミリマジックと
初主演原田知世のうぶさ、初初しさ
原作筒井先生のタイムリープ
を抜群のバランスで配合した本作。
素晴らしき日本SF青春映画の定礎作品となりました。
あのラストの歌シーン、大林映画では、最新作まで受け継がれる指針となっております。
もう、風俗は、めっぽう古いですが、
表現された
青春の青臭さ
気恥ずかしさ
恋心
花
大林ソング
ギミック
全てが素晴らしいと思います。
角川VHSを何度もレンタルし、ベータダビングし、今、DVDで再見しているおつきあい。角川のビデオ、スポッとぬける紙ジャケットだったなあ。よく売り場で抜き差しして、ラベルシールをながめていた少年です。
以降大林監督は、
大林娯楽作品が続きます。
時をかける
歌と臭いとSFとラブ
古くさくみえるかもしれませんが、ぜひぜひ!
追伸
劇中のトモヨさんのお父さん役の内藤誠さんは、あの「不良番長」シリーズ脚本家、監督の方であります。顔がいかつい感じですが、初期大林監督に出演されてます。
【2022年3月】再見感想
メモ風にて
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よりも2年はやい、タイムリープもの。
土曜日から、月、火曜日を繰り返す。
脚本の細かな設定
最初から音のギミック
手の傷、パジャマ、
予知(瓦が落ちる、地震、火事、漢文の問題、フカマチくんの明日の行動)
時間が短縮したり、狂ったり
同じ日を繰り返す
(弓道、)
血をすいあう(吸血鬼)
「オズの魔法使い」の大林リメイク
童謡、人形
タイムリープ(アニメーション、コマ落とし)
台詞棒読みテク
花を採集2660年から来たフカマチ、自然がない
上原謙いない孫にあげるものを買うのはやめましょうというひとこと
故人を思う。
ひと、時を強く思う
「土曜日の実験室」
夢をみる、眠りに入るさいの事のよう。
ツィッターのタグからのツイートで「ときかけ」のエンディングが好きとあり、私もすきだよと思いがっつり最初から最後までみた。ぼろ泣きした。なんだろう、この映画。
いやあボロボロないたなー。あと過去を思い返す、行動を、やりなおすとかってバック・トゥ・ザ・フューチャーやん!と思ったら、本作の方がはやいのね。
このエンディングが解放感があって、
今までのジュブナイル的映像ジュブナイル繰り返しからときはなれた感ある。
アニメーションで性質的にパクリ率高めなエンディングですね。
いやあボロボロなきました。