#名刺代わりの小説10選 


というハッシュタグをツイッターで見つけた。日本人作家でとりあえず出してみた。


今はかなりうりに、うりに売って、文庫は50冊弱になったのかな?。そのなかでも、まあまあ思い出されるもの、印象的なやつを選出してみた。


考えてみて、外国文学も考えようと、考えたらツイッター出来ない文字数オーバーになり、投稿できず。ならブログにあげようというながれ。(のちほど改良して再ツイート成功)


ブログ感想もさらっと、ザックザック短観です。あしからず。

こういうのを掘り下げ、抽象的、具体的にさらにザックザック書きたいけど、書けないから駄目なんだろうなー(ひとりごと)



ムーンライトシャドウ(吉本ばなな)


本作、映画化にもなりましたね。わたしが10選を選んだ時にまず、思いついたのが、ばななさんのこれ。「キッチン」がベストセラー後、文庫化になって読んだムーンライトシャドウ。
好きになって何度も読みかえした短編でした。
たしかばななさんのなんかの賞に入選したはじめての作品だった気がします。
川と、すいとうと、かわのながれと、かなしさと、男の子女の子の短編。大好きな短編です。

嘔吐1979(村上春樹)


春樹ならなんやろ?とひねくれた所からこれ。こちらは、サルトルと違い、吐くのが止まらなくなったひとの話しで。ある種の気持ちの悪い小説で、好き。この「回転木馬のデッドヒート」は、長距離バスで読みかえしました。


ライン(村上龍) 


初版でハードカバー購入して。一気に読んだシリーズ。トラウマを持った人がなにかの拍子に近づいて、ラインのように繋がっていくお話し。こちらも龍さんの作品でも大好きな小説。幻冬舎の村上龍作品を全部集めようと孤独に読み倒していた時期あり。
この表紙もすき。龍さんが撮影していた気がする。なんやったらメルカリでほしいやつ。


壁(安部公房)

こちらも教科書読み。国語の授業中読んで、面白いから、家でじっくり読んだやつ。




AMEBICアミーピック(金原ひとみ)



大好きな金原ひとみさんの「アミーピック」

この小説を読んだ後に。どうやって書いたんだろうと何度も思い返すほど素晴らしいトラウマティックな世界観で。めちゃくちゃ好きになりました。このあとの「オートフィクション」も素晴らしいんです!!


熱帯魚(吉田修一)

大好きな作家シリーズ。「パークライフ」が話題になり、読んでからの初期作品を読むで出会った感じ。青春暗い小説だった。
吉田さんは、今や社会派サスペンス系になってきて。ガンガン映画化されてきて、今なかなか読めずにいます。

ピストルズ(阿部和重)

大好きな阿部和重さんの神まちシリーズ。読んだのは、文庫ですが、占い、呪い、家族とどんどんネガティブなお話しが家族関係から広がり面白かったです。


こころ(夏目漱石)

私が購入した時、わたせさんのイラストのやつ。夏休みだったかな?



こちらは、教科書でならって、国語か。みんな読みたいと思ったら。たいそう重苦しいお話しで。こういう日本の純文学もういいかなーと遠のいた読者体験でした。


青銅の魔人(江戸川乱歩)

家にあった江戸川乱歩、カバー絵だけで選んで読んだシリーズ。結構家にあったけど、みんな廃棄したんだよな~。このハードカバー。

確か、魔人が動いて、どうの?みたいなお話しだった気がする。


ぼくは勉強ができない(山田詠美)

この詠美さんは、高校の夏休みに読んだやつ。勉強出来ないというわりには、品や知性があるなーなんて読みながら、この小説の持ち味に何かしらの隔たりを感じた。




#名刺代わりの小説10選 


こちらは、投稿しようとしたら長文でおさまらず。


外国文学編

コネチカットのひょっこひょっこおじさん(サリンジャー)


「ナインストーリーズ」の最初のやつ。一見のおじさんを描写していると思ったら自殺する、という素晴らしい筆致の短編。これを読んだ時、サリンジャーって単なる青春小説の人じゃない。って思った。「ライ麦畑で捕まえて」だけじゃないんだ、と思った。「ライ麦~」は、10代の時に家に白水社のやつがあって読んだ。なんだかワガママだけど、よく喋るやつだなーと思いながら読んでた。青春小説の意味もわかった。あとフラフラする小説。


カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)



村上春樹の受け売りで、読んでみたいと思い、30代の時にようやく読めた。ドストエフスキーって、ずーっと読んでると、めちゃくちゃ罵詈雑言をソフトに語る所があるんです、めちゃくちゃ読みやすくなる瞬間があって、ソコが、凄いのよね。兄弟の嫉妬やら、なんやらの壮大なお話し。


町で1番の美少女(ブコウスキー)


ブコウスキーは、ジャケット買いでしたね。ダウナー系の酒がなくちゃー俺は俺狂うぞ小説。デカイ女が好きなんだよとブコウスキーのゴリゴリな男くっせー小説でしたね。


嘔吐(サルトル)



10代の時、「ゲロ」って何?と思って文庫から、サルトル何冊か読んだ。ウィキったら、主役の名がロカンタンだった、そうそう!。

心臓を貫かれて(マイケルギルモア)


村上春樹翻訳シリーズ。両親を恨むシリーズ、虐待系なのだが、よくぞここまでかけたというノンフィクションもいりまじる父恨み小説。

これ読むと村上春樹が両親を好きじゃないという心情がなんかすけてわかった気がする。



緋色の研究(コナンドイル)
高校時かな?挑戦してみようと思ったけど、何度読んでも論理的解決なり、落ちがあんまりわからず、こういう系苦手になった感じを痛感した。映画もそう。


変身(カフカ)

薄くてすぐ読めそうで買うもの。落ち含め面白かった。ある日、わたしは。虫になってました系小説。


異邦人(カミュ)



おなじく高校時に立ち読みから買った、不条理もの。

太陽が明るいから殺人したんだ系小説。



孤独の発明(オースター)

ポールオースターの「スモーク」上映の頃に読んだ。孤独をなんか書いてあったかんじのもの。

時計仕掛けのオレンジ(バージェス)

こちらは、ようやくビデオ化されるというニュースをビデオ屋でみた際、図書館で借りてすぐ読んだ記憶。小説が面白すぎて、肝心の映画が薄味にみえてしまうという。やってはいけない事を体感してしまったんですよね。この体感以降、


「読んでから見る」


を絶対にやりません。映画を面白くみたいからやめましたねー。図書館でかりて、すぐに読み終えた体験でもありますね。キューブリックの映画を楽しなかったという強い後悔が残る。高校の頃なんで、かなりショック大でした。


ツイッターが予想以上に。私のツイートにしては、珍しくバズって嬉しい限り。知らないフォロワー様に「いいね」もらい嬉しいです。


てな具合のツイートミニ解説名刺がわりの小説、日本人作家、外国作家で10選で選んでみました。いちお当たり前ですが全部読んでます。


手元にあるのは、龍、春樹、ばなな、吉田、金原、カラマーゾフ、嘔吐、サリンジャーは、タンス奥で眠ってます、、。


以上


#名刺代わりの小説10選 


選んでみたでした。