星3、7 五月みどりのハーレムかまきり



1975年作品
音楽渡辺岳夫
脚本安西英夫
監督牧口雄二


前から見てみたかったやつ。主演五月みどり。

五月みどりときくと、菊池桃子(息子さんの結婚相手)、美魔女(結婚離婚数回)とイメージ。ビデオ屋では、下手すると一般コーナーにあったりするイメージ(上の方)

タイトル「かまきり夫人」って、「エマニュエル夫人」対抗意識バリバリ。

東京VIDEOレーベルDVDレンタルした。

(劇中さりげなく出るCM風テロップ)

なんてソフトポルノに素晴らしいオムニバス話だった。五月みどりハーレムオムニバスだった。

テレビタレントである五月みどり。夫は山城新伍。中睦まじくテレビ収録を終えて五月みどりは、不倫にはしる。


まず、音楽がすんごくソフトで良いなあと思ってたら、渡辺岳夫というかた。調べるともの凄い巨匠で「キャンディキャンディ」から「巨人の星」とか手がけてる方。いやあソフトボッサみたいな旋律が五月みどりの絡みに生えてきて音楽の良さがまず飛び込みました。

五月みどりは、自信満々まんきんで男性に近づき落としていく。ザ・ハーレム話で笑えます。事が終わったあと男が満足して、現実的に一緒にいたい、次いつ会えるんだというと冷たい冷水を浴びせる一言をかます落ち。ある意味真理のような不倫落ち。

絡みもアップのシーンで撮ったり、必ずモヤがかかったり、ディープキスしたり、しなかったり、笑えます。不規則な絡み(笑)

男性もレーサーから、浜辺で喧嘩してる同性愛男性までがお相手。どんな守備範囲だよって突っ込んでました。

あと山城リンゴさんが、家庭教師役で出演。こちら家庭教師的ラブシーンが殆どコント仕掛けでご紹介。笑えました。相変わらず台本意外に書いてない事をアテレコ以上にしゃべくてるようでした、必見。

かなりソフトで牧口雄二監督なんで怖い、グロい展開であるのかなと思ったら、全く皆無。徹頭徹尾ソフト路線貫いていて感心しました。

牧口雄二監督(私も牧口雄二ファンになってます。完璧。助監督時代石井輝雄に批判的だったがついていたらしい。そして作風を発展させていった所も好き。)



さて
五月みどりが魅せる
五月みどりハーレムかまきり

ぜひソフト路線ファンはぜひ!
牧口雄二ファンもぜひ!