全国で開催中のリヴァイヴァルプロジェクト
「新・午前10時の映画祭」
ラストに行ってきました
それは
私も大好きな一本
ジョゼッペトルナトーレ脚本監督
「ニューシネマパラダイス」
でございます!
私はリアルタイム上映の1989年に劇場で鑑賞。
中学一年ですかね。
そしてサントラを東京で購入。
時たち「ロングバージョン」がビデオ発売、鑑賞。
あんまり面白かったんで、写真にあります、
そして今でしょゴゼジュウ鑑賞で三回め。
薄汚れたパンフレットを購入しております!本ブログでも何度か登場の
ペーター佐藤さんイラストの素晴らしいトトの笑顔
写真はサントラも写ってます。
新ゴゼジュウのプログラムの中でも
どうしても行きたい作品でした。
公開後
「ロングバージョン」としまして
名作の証拠 いくつかバージョン発生します
その際トト少年が若者になってからのエピソードがまるまる入った三時間バージョンがビデオ発売されたんです。
私は、それを見て結構いたくがっくりしたんですね。
なんか長い ともう思ってまして、、、。
それ以降全く見ていませんが、所々記憶してる心の映画です。
お客様30人くらいでゴゼジュウ参戦してまいりました。男性私入れて、5人くらい、、。
今回見直して改めてわかったんですが、
私、これ本作Yahoo!レビューにもきっと書いてると思うんですが、
トト若者の時代があんまり印象に残らないんですね。
なんで寝てしまうんですが、途中中盤、色恋が重なる所。
実は最初鑑賞も同様で中盤で同じく寝ています。
つまり
回想として最初の
鈴の音色、雷の雷鳴から
トト少年時代が始まり、
サルヴァトーレカシオちゃんが登場する回想
この子供時代の回想が
圧倒的に素晴らしい
圧倒的に微笑ましく
圧倒的に可愛らしく
圧倒的にノスタルジックに心踊り、踊りすぎて
圧倒的にアルフレードとのほんわかアブラカタブラエピソードが
心に柔らなく浸透していくので
若者になって
パラダイス座が新調された若者期が負けてしまっている
いや正直若者期いらないんじゃないの? と さえ
私は思っています。トト少年といきなりジャックペランの中年期だけで映画は、締めくくってもいいんじゃないのかな?
トルナトーレ監督が悩んだんじゃないかな?
とさえ今回見ていてもどかしい気持ちになりました。
いや若者期の徴兵、ラブストーリーは、トト少年の成長やシチリアを出る重要きっかけなんですが、
なんせ
サルヴァトーレカシオのトト少年を
もっと見ていたい
もっと愛でたいと
思ってしまっているんですね!
アルフレード!失明しないで、もっと絡んでくれよ!トト少年と! さえ私は思ってしまっていました!
パラダイス座が燃えるシーンを見ながら、、、、余計な邪推邪念なんですがね。
そして
本作の ノスタルジックな映画の映画話
映画にまつわる思いより
私は今回
本作で
ジョゼッペトルナトーレの
あまりにも優しく
一人一人が年をとる儚さ。これはジョゼッペトルナトーレが小津安二郎を好きな事も起因していますね!
次作「東京物語」のユーモアリメイク「みんな元気」でわかります!
時がたつ儚さは、小津映画特に「東京物語」で表現された事象でありました。
シチリアの村上のキャラクター
ひいては悪人は全く登場しないこの 世界観
ジョゼッペの優しい人柄に出会った気がしましたねー、本当に。ジョゼッペのシチリアの思い出と人の良さになんかまいった気がします。
日頃、マイナスな映画やホラー映画ばっか見て喜んでる自分が
まるで、まるでですよ!
本作を見ることによってジョゼッペトルナトーレに優しく包まれているようにも錯覚して、反省してしまいました。
それはラストの素晴らしい映画のキスに癒された気がしたのです。
ジャックペランの涙ぐみに私はそのような愛に包まれたような気がします
エンニオモリコーネの素晴らしい音色に心が躍動し、映像をみながら、
映画は所詮映画、幻で
人生はつらいという
アルフレードの冷たいメッセージにもあるように。
前半部分はなんでいちいち涙ぐんで、見てました!
あと一番ラストのジャックペランが
「これを修復してかけてくれ!」
と言われた映写技師役の方が 監督のジョゼッペトルナトーレでした!今回見て気付きました。
ジョゼッペちなみに写真ラストの眼鏡の方です。
ジョゼッペトルナトーレ、長編二作め。
本作があまりにもマスターピース過ぎてなかなか、殻を破れない作家になっていますが、
まもなく最新作、ジェフリーラッシュ主演で公開されますね。
ジョゼッペトルナトーレの「記憶の棘」(紀伊國屋からDVD発売)という作品、劇場鑑賞しています。ドパルデューとポランスキー監督が出演する回想型のミステリー作品でした!
結構サスペンス得意なんですよね、ジョゼッペ監督。
いやぁ本当に行って良かったですよ!
ゴゼジュウ見るとね、本当上映前の予告でやってるまもなく公開の2013年作品が、なんかこけおどしというか
小さな作品に見えますよね。
こないだ見た「ベンハー」時も痛感したんですけど、
年月かけて残る作品って
確固たる主張や
確固たるビジョンや
重ねられた時の重みを突き抜けるシナリオというか
柔らかさ力強さみたいなもんが
間違いなくありまして
事前に上映された「ゼログラビティ」のなんて小手先映画だろうって思っちゃいます!キュアロン監督御免、3Dで見にいくよ!
トトの笑顔
フィリップノワレのぼくとつな優しさと運命
ジャックペランの時間経過を受けの演技で表現する素晴らしい表情
モリコーネの旋律
映し出される名画
ノスタルジックな映画館の様子、この観客の細かい描写にも今回唸りました
上映中見つめ合って結婚する夫婦とか
あっぽん口をあけ寝るおっちゃんとか
こういうトルナトーレの優しい劇場での人間達一人一人に
ちゃんとやられて
優しさに触れたんだなぁという感慨にまみれて劇場を後にしました。
またもや
もう少し座っていたのにと思いながら
ハンカチで涙を吹きながら
劇場を後にしました!
素晴らしいですよ!本当にこの映画は!
素晴らしいニューシネマパラダイス体験でございました!
ありがとう!新ゴゼジュウ!
次回
2014年 新春新ゴゼジュウ
ロッキー
こちらも全力応援で熱烈レビューをパンチします!