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星4つ

田中監督の女教師


1977年、製作岡田裕。脚本中島丈博。監督田中登。



実は邦画界の犯罪映画の一級職人に私は見える田中登監督。

本作に出演した古尾谷雅人を怨念ある負の男に仕立てた田中3部作。田中監督のお気に入り俳優だったんでしょうね。

団地の女性を私は襲った、そして、、、「人妻暴行窒死事件」


その男、真夜中変貌する
頭にロウソクと銃を捧げて。地味なスプラッシュ殺戮映画の傑作「丑三つ村」

田中・古尾谷3部作の最初の作品になっていました。

日活がひとつのジャンル映画に特化し隆盛した「日活ロマンポルノ」


一見、単なる男性むけ大人の映画「エッチ映画」日活ロマンポルノ

実は助監督、優秀な監督の実験作品、絡みをいれさえすればという自由な発想で
野心的
大胆な
挑戦的

耽美で

いやらしく

時に鋭い青春映画

甘美な恋愛映画

犯罪映画に変貌します。

女優さんの「絡み」から見える本気の女優魂が見えます。

そんなロマポルを今のうち見ておこうシリーズ。



神代辰巳、曽根中生に引き続く私の中の三大ロマポル監督の一人

田中登。

単に「女教師」物の日本元祖なんかなと思い借りてきました。(調べると誤解、1973年に田中監督で「女教師、私生活」がありました。)



えーっと端的に言うと結構傑作です。びっくりしました。


はじめはエッチな先生生徒的な甘美ソフトな物語を想定していたんです。「青い体験」「個人授業」的な物語。って見たことないけど、、、。



本作調べると結構ヒットしたようです。

もう、端的に言うとガチガチのレイプ物なんです。

その 内情の泥沼化した教師の淫らな関係

見る見られる

噂、隠蔽、通り一変の上の対応

さながら社会派映画のような学校内部がさり気なく描写されます。

傷つけられるピアノ先生に永島えいこ

その主犯格に古尾谷康雅(雅人)。若いです、デビュー作だけに。だけど演技は素晴らしい。

デビュー作が犯す役って凄いんですが、さながら田中監督の怨念波動を受け取り田中3部作に参加する古尾谷さんでした。

正直ロマポルというより普通の邦画レベルの内容だと思いましたね、よく出来てます。

ラストの古尾谷さんの怪演お見逃しなく!



さて
田中・古尾谷コンビの最初の怨3部作

女教師

ぜひオススメします!

追伸
多分レアDVDかもしれません。

田中登監督、俄然追っかけたくなってきました。ロマポル作品ちょいと追っかけ鑑賞します。

特集上映される 由縁がわかった気がしましたね。