ヒッチコックのサイレントな告白映画
1928年原作(戯曲より)イーデンフィルポッツ。脚本監督アルフレッドヒッチコック。
イギリス時代のヒッチコック無声映画作品監督群。
数えて監督七作め。
初期ヒッチコックを見てみるシリーズ、IVCのビデオ鑑賞。
本作はヒッチコックには珍しい恋愛物をどのように演出しているか見たかったのであります。
物語はとある農場のお髭のあるじ。
妻の死をきっかけに再婚を思い、とあるパーティーをきっかけに三人の女性に告白を決心。
果たして結果は?
ヒッチコック自身本作を「セリフの多すぎて」と。
実際
そんなに饒舌ではなく、むしろ戯曲である本作をどう削ぎ落としながら、
逆に映像だけで
間をもたすのに苦労しています。
アップ多用した切り返し
子供がお菓子を見つけるといきなり
スーパーズームをしたり
ヒッチコックなりの映像の工夫をしています。
勿論サスペンス皆無。しごく普通な恋愛告白映画でした。
が、まだまだキャラクターも
展開も単調で
無駄なカット満載であります。
カメラマンが病気になり代役でヒッチコックがなったそうです。
さてヒッチコックの農夫の妻は誰になるのでしょうか?
追記
今までなかなか自分の中で曖昧だった
ミステリー映画
スリラー映画の巨匠に
少しづつ近づいていこうかなと思ってます
写真は学生時代に買った名著トリュホーの名評論とともに
映像専門学校の教科書になってたりします
ヒッチコックの初期は全く初めて
ユニバーサル作品は大体みています
ヒッチコックのイメージは、
正直どの作品もちょいと思うのが
設定が強引だなぁというのと
キャラクターに感情移入するまでもなく
物語が進む
もたつく
というイメージがずーっとあります
ヒッチコックの間はゆっくりスリラー効果を高め
デパルマになるとその間がもっと
はやくなる
なんて映画評を読んだことありますが、
あながち間違ってないと思いますね。
なんでユニバーサル作品はだいたい見ているんで初期からゆっくり見ていきたいと思ってます
DVDは「鳥」を持っていて売りました(後悔)
欲しいのは「北北西に進路をとれ」とやっぱり「サイコ」ですかね
ユニバーサルで再見したいのは
「ハリーの災難」
と全く理解出来なかった
「めまい」です。
あと「汚名」の気持ち良さの原因を探りたいんだよなぁ、ラストシーンの心地よさは一体なんだったっけ?という事で。
この巨匠は
何を
描いたのか
迫ってみたいです
あと苦手なビリーワイルダーも少し挑戦したいです、
台詞過多な作家
映像より台詞で引っ張る映画
ビリーさん系譜通称三谷幸喜系譜